夏の疲労／精霊の抹殺

【夏の疲労／精霊の抹殺】

今日は整体操法を受けに松本へ、母を伴って出かける。最近少し疲れているとは思っていたが、「疲れてますね」と言われて疲れを自覚した。意識だけでなく、からだのあちこちが痛い。自覚するのは治ることの第一歩なのでいい方へ行くとは思うが、こんなにいろいろ傷んでるんだなと思う。帰宅して昼食を取ってから少し横になっていたが、暑くて汗が流れる。ただ汗をかくということはかかないよりはだいぶいいことなので、冷たいタオルで身体を拭いたりしてしのいだ。夕方になってだいぶ涼しくなってきて、からだも楽になってきた。昼間はいくら冷房の中に居ても楽にはならないし、むしろ冷房で疲労してしまう。基本的になるべく冷房は入れないでほしいのだが、それも無理な願いだろうとは思う。

	もののけ姫 [DVD]
	宮崎駿監督作品
	ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント

時間があったので、見るのを途中で中断していた『もののけ姫』を途中からもう一度見る。こんな場面があったんだな、と思うところが多い。『千と千尋の神隠し』はほとんどのシーンを完全に覚えているが、『もののけ姫』はまだ全体をきちんと把握してないのかもしれない。ぼそぼそ言うセリフとか、聞き取れてないものもある。この映画はジブリの作品の中でも飛びぬけて重い。映像は素晴らしいが、担っているテーマが重い。人間は自然に対しいかに取り返しのつかないことをしてきたか、しかしそれをせずには人間が人間として生きて来ることはできなかった、という自問自答。宮崎はそれに一つの答えを出しているが、それはあくまで仮の、暫定の答えであり、人々の目指すところによりそのとらえ方は変わってくるだろう。太古の森でのみ生きる精霊を抹殺するということの意味をどうとらえるか。この映像、ブルーレイで見たいなと思う。

夏休みだけに、いろいろな人たちがいろいろなイベントを計画していて、なかなかそういうものにも参加できないが、紹介する機会があれば紹介して行きたい。