新しいシーンを作るマイメディアとしてのブログ/エアコンの買い替えと網戸の張替え/ブリティッシュロック三昧/ランドリオール原画展と清盛の野望

Posted at 12/07/30

【新しいシーンを作るマイメディアとしてのブログ】

もう7月も30日。暦の上では夏ももう僅かだ。東京は確かに暑いのだが、私の部屋は10階にあるせいもあり、窓を開け放っておけば風も通る。扇風機を補助的につけているが、時々煩わしくなって消す。私は8月生まれということもあるからか、基本的に暑いのはそんなに苦手ではない。むしろ野口整体を始めてから夏の汗を冷やすことの方に警戒が向いていて、汗をかいたらなるべく早く拭いたり着替えたりシャワーを浴びたりするようにしている。今も足の冷えを感じて靴下をはいてきた。デスクワークをしていると下半身を動かさないので、知らないうちに足が冷えていることが多い。

昨日は午前中いっぱいブログを書いていた。自分の考えたことなら雑に書いてあまり推敲もせずにアップしてしまうことも多いのだけど、昨日はそれなりに考えて書いた。ブログを書くことの良さというのは私の中では思ったことをそのまま書くことでもあるのだけど、もう少し書くスタイルも内容についてもブラッシュアップして、「マイメディア」として発信していくのに不足のないものにしていった方がいいと思うようになってきた。今年になってからツイッターもブログもフェイスブックと連動させることで匿名から実名へ移行させたことだし、舞城王太郎のように徹底的に匿名で行くという路線も一つの憧れなのだがどうもそういうものは自分には合っていないようなので、むしろ自分の使っているメディアとしてその役割を強化させていくという方向が正しいのではないかと思っている。

昨日有村君と酒井君のことを書いてみてますます私は周囲にいろいろな人がいて生きているのだと思ったし、私自身の位置はそういういろいろな人から伸びている様々な道の交差点、十字路のようなところにいるのだなと思った。その十字路、そこは交通の隘路でもあり要衝でもあるわけだけど、そこが発展すると周りの人たち全体も発展し、その流れがよくなるとそこに一つのシーンが生まれてさらに活性化していく、というビジョン(幻視)を見た。人と人との交流の中からいろいろなものが生まれ、一つのシーンができるというのは、小林秀雄や青山二郎を中心としたグループもそうだったし、師と弟子たちというだけでなく、友人関係の中からも一つの場面が生まれ、それが時代を動かしていく影響力を持つようになるというのは決して珍しいことではない。

昨日NHK-FMでやっていた「今日も一日ブリティッシュロック三昧」を聞いていても思ったけれども、ふと仲間たちで気楽に始めたセッションが曲になり、音楽シーンを変える制作の出発点になったりするのだから、先ず個人としてメジャーで認めらるということは避けて通れないことでもあるが、その背後に豊かなシーンを持っているということもまた重要なことだと思った。そういうわけで昔からの友達、新しく知り合いになった方々、さまざまな人たちの活動も伝えられるようなマイメディアとしても、このブログももっともっと充実させていきたいと思っている。昔なら地理的に離れ離れになってしまったらそれで終わりだったのだ。今はネットを介して、一緒に活動をしていくということも十分可能になってきている。そういう時代の特性を生かさない手はない。そうすれば人はもっともっと、熱く生きることも可能だろう。


【エアコンの買い替えと網戸の張替え】

ブログを書き終えてから家の裏にあるヤマダ電機に出かけ、エアコンを見る。ここ数年エアコンは壊れたままになっていて、まあ私一人で住んでいるのだしいるのも土曜の夜から火曜の午前中までだけだから暑さにも耐えられないこともないし、先ずは私は冷房が苦手なので(父が体調を崩した大きな原因は冷房のせいだと思っている)、無しで済ます方針であったのだが、選択肢を持つということは悪いことでもないかと考えなおし、買うことにしたのだ。まあ私でもよく晴れた日の午後などは家の中にいて暑さで朦朧として何も手につかないということはあるので、冷房があった方が多少は体を休められるということはあるだろうと思う。あまりよく考えないで日立の製品にしたがどんなものかな。ちゃんと動いて故障が少なければ特にそれ以上に求めることはないのだけど。今ついているのより少しコンパクトになっているから、それもいいかもしれない。来週の日曜に取り付け工事の予定。

その足でトピレックプラザまで自転車を走らせる。数年前に7800円で買った自転車がそろそろキイキイ言っているので点検もしたいところだが、老骨に鞭打って走ってもらう。DOITへ行って網戸張替えの道具一式を買う。網戸の張替というのは自分でできるとは思っていなかったので頼むのが面倒だなあと思って数年ほったらかしにしておいたのだが、熱いとやはり網戸で開けっ放しになってしまうし、そうすると10階とはいえかなり虫が入ってきて、先週も巨大な蜂のような虫が一晩中居座ったりしたのでどうにかしなければいけないなあと思っていたのだ。しかし友人と話して簡単にできると言われたので一念発起して先日DOITで調べてみたら一式道具が手に入ることが分かり、昨日思い立って買ってきたのだった。網自体が91センチ幅というのが多いのだが私の部屋の網戸は半面で95センチ×105センチあり、それでは使えない。幅135センチ×240センチというのを買って切り取ることにした。それから網戸を固定するゴム、これは4.5ミリのもの。古いのを一部切り取って持って行って合わせてみた。それからはるときに固定するためのクリップ、ゴムをはめ込むためのローラー、張った後網戸を切るカッター、これらはそれぞれ300円以下で買えた。網も含めて2000円を少し出るくらい。張替えを頼むより多分全然安くできる。次回からは網とゴムだけを買えば済む。それからイオンで昼ご飯を買って帰った。

うちに帰って昼食を済ませる。買ってきた桃をそぎ切りにして皮をむき、それにプレーンヨーグルトをかけて食べたら思ったよりずっと美味だったのでメモ。桜の形をした器の清涼感もよかったか。

昼食後、網戸をどうにもならないくらいに破れている半面だけ張ることにする。まず網戸の枠を拭くのがかなり大変だった。江東区の10階だから、大気は思ったよりずっと汚れているのだろう。砂埃やアスファルトから上がる塵埃も多いに違いない。それから古い網戸のゴムを外していく。これがなんというか生理的な快感。粘って粘着しているものをはがしていくのって気持ちいいし、紙に貼ったセロテープみたいに紙が破れたりついてきてしまったりはしないから丸ごとするっと取れるのがいい。ゴムを外すとネットは簡単に外せる。丸めてごみ袋に押し込める。網戸を外して部屋の中に持ち込み、寝かせてゴムの入っていた溝を拭く。網を広げ、クリップで固定し、新しいゴムを網の上から枠にはめていく。これがまた快感だ。先に網を切っておいた方がいいと書いてあったが、自分がやった感じではその必要はなかった。それをやると細かいゴミが増えて帰って面倒な気がする。ゴムを枠の周りに一周させて固定するともうこれで張り終えたわけだ。たるんでいるところなどを伸ばし、カッターで余分なネットを切り取っていく。糸が何本かはみ出て残るが、それをはさみできれば終了。ここまで30分ほどだったか。詳細に記述するほどのことでもなかったのだが、もし網戸の張替えを自分でやろうという人がいたらトライするきっかけになればと思って。いや実際、もっとちゃんと詳しく書いてあるサイトを読んでもらった方がいいんだけど。


【ブリティッシュロック三昧】

午後はずっとNHK-FMで『今日も一日ブリティッシュロック三昧』を聞いていた。私はずっとUKロックを聴いていたわけではないので知らないバンドがかなり多かったが、それでもいくつかに一つは知っているバンドの知っている曲がかかるのでそういう意味でも盛り上がるし、知らない曲、初めて聞いた曲でもいいなと思う曲が多く、やはりイギリスのロックはいいなあと再認識した。解説の人の話でブリティッシュロックの特徴はメロディアスなところだと言っていて全くその通りだなと思った。やはりメロディがいいから心に残る。私はやはり音楽をメロディで聞いているのだなと思った。

聞いていて印象に残った曲はたくさんあったが、ラインアップを見ていると聞き損ったのも多い。印象に残ったものを上げるとPop Music/M、Video Killed The Radio Star/THE BUGGLES、London Calling/THE CLASH、Relax/FRANKIE GOES TO HOLLYWOOD、Iron Maiden (The Sound House Tapes Version)/IRON MAIDEN、The Monochorome Set/THE MONOCHROME SET、Sweet Dreams/EURYTHMICSというところだろうか。まあ有名な曲ばかりだが、聞けて良かったなあと思ったのはクラッシュ「ロンドンコーリング」とユーリズミックス「スイートドリームス」。初めて聞いてよかったと思ったのがモノクロームセットとアイアンメイデン。やはりメロディアスなところが好きなんだろうと思う。London Callingは私が出演した『新宿のジュリアンソレル』という芝居で自分の出ていた場面に流れた曲なのでそれだけ思い入れもあるのだけど。クラシックを聴くことが多いけれども、音楽に憧れた20代に聞いた曲はある種別格だなと思う。


【ランドリオール原画展と清盛の野望】

秋葉原のヨドバシカメラの有隣堂で『ランドリオール』の原画展をやっているという情報があり、久しぶりに秋葉原に出かけた。日比谷線から地上に出るとそこはもうヨドバシの入り口で驚く。iPhoneの純正のイヤホンが行方が分からなくなっているので2階で新しいのを買った。iPhoneだけでなくアップルの製品はトータルに考えられているので、なるべく純正を使った方がいいなと思っているので、結局同じものを買ったのだった。7階に上って『ランドリオール』原画展へ。ちょうど馬上槍試合の後、DXとディアのやり取りの場面。「きっとずっと好きにならないよ」というところ。それからフィルが勇気を奮い起こして従騎士隊に助けを求めに行くところ。やはり生原稿を見ると、作者がどの場面に気合を集中して書いているのかということがまざまざとわかり、場面が一層印象的になる。逆にトーンであることがよく分かったり微妙に青を入れたりしているところなどは印刷を前提にした作品であることもわかってある意味工芸品として面白い。生原稿はそれが完成ではないわけだ。印刷製本されて初めて作品になる、ということを改めて思った。

東京駅に戻り、いつも横を通り過ぎるだけのHINT INDEX BOOKのブックカフェでカレーを食べ、神戸屋で胡桃と無花果のパンを買って帰った。『平清盛』は柔道の中継のため普段より2時間遅れの10時2分に始まった。崇徳院の最期と平家納経を一つのエピソードにまとめて第二部の〆にするという力技の脚本。「清盛の野望」がこれから全開になることを予感させるラストだった。

なんか創作関係のことは全然やってない気もするが、それぞれにクリエイティブなものを受け取っている気もした日曜日であった。

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by Luke Peterson

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