シュッツとクープランを買う/自然体でいることがかっこよく見えること/ナルニア世界のボーイ・ミーツ・ガール

Posted at 12/03/20

今日は春分の日。東の窓から日差しが入ってきている。今朝は少し冷え込んだけど、暖かい一日になるといいなと思う。

昨日。午前中5枚程度のエッセイを二本書いてブログを更新したら2時を過ぎていた。土曜日に丸善で夕食にハヤシライスを食べるのかフォカッチャサンドを食べるのか迷って結局ハヤシにしたために、どうもフォカッチャが食べたくて仕方がなく、日本橋の丸善に出かけた。しかし入り口でメニューを見るとフォカッチャは載ってなくて、仕方なく丸の内丸善まで歩いた。食べたのは久しぶりだがこれは時々なら食べていいなと思う。昨日買った東村アキコ『海月姫』9巻を読みながら外を眺めていたら、隣の席の就活の学生らしいのがだらしない恰好でiPadやらiPhoneやらを駆使していて、そこに女子学生が来て立ったままくっちゃべっていて、いろいろと残念な感じだった。

わしズム
小林よしのり
幻冬舎

銀座でも行こうかとJRに乗って有楽町に出、丸井で少し洋服を見て上の階の蔦屋の漫画本の所を見、降りてきて交通会館の三省堂で本を物色していたら小林よしのり『わしズム』の新しいのが出ていて、天皇制問題はともかくAKB特集が面白そうだったので買った。それからアップルストアを覗いて新型iPadに触ってみた。確かに画面はきれいだから買ってみてもいいかもしれないとは思ったが、あまりに混雑していて買う気にならなかった。ついでだと思ってユニクロに行くことにして、今まで入っていたワシントン靴店のビルの前を通ったらやはりテナントはまだ入ってなくてちょっと気の毒だなと思った。ユニクロに行くとものすごい行列ができていて、歩道の通行を切りながらビル内に客を案内していて、とても付き合う気になれなかったので、戻ってきて山野楽器に入った。

Chopin : Sonata, for Cello and Piano Op. 65 & Trio for Piano, Violin and Cello Op. 8
Transart Live
Schutz: Auferstehungshistorie - Historia der Auferstehung Jesu Christi SWV50
Berlin Classics
La Sultanne
RCA

特に何を買うというつもりもなかったのだけどショパンのチェロソナタとトリオの廉価版があったので買うことに。ついでにセールのワゴンを覗いたらシュッツとクープランがあったのでそれも買った。今まで探していても見つからなかったのにある時はあるものだ。3枚買って2980円だからまあお得だと言っていいだろう。それから木村屋でオリーブパンを買い、教文館で英語の本を買って4階に上ってカフェで一休み。また窓際のカウンター席で外を見ながら『海月姫』を最後まで読んだ。それから松屋の地下で食べ物を買おうと思ったら緑研の出店があったのでそこで夕食を買った。それから日本橋まで歩こうと思ったけどどうも疲れていたので地下鉄で地元まで帰り、団地の中のパン屋で自家製のイチゴジャムを買って帰った。

どうもうまく力が抜けず、体の調子が変な感じが続いていたのだけど、帰りに団地の中を歩きながら、力をゼロにしようとするから逆に変に力が入ってしまうので、力を抜くというより「自然体」になればいい、と思ったら割と力が抜けた。そう、ゼロならば自然体というものでもなく、+3の自然体もあれば-2の自然体もある、と考えればあまり余計なことを考えなくて済むなと思う。ここにこうして書いているだけで相当余計なことを考えているから力が抜けないんだなあとしみじみ思うが。若いころは街を歩く時でも自分の姿勢はずいぶん気にしていたけど、今では変に楽な形で歩いていて鏡に映った時にいかがなものかと思う。自然体でいることがかっこよく見えることが大事なのだ。そうなれば人生はだいぶ楽になりそうだ。

『残酷な天使のテーゼ』を聞きながら体を動かして、これはずいぶんきりっとした4拍子だと今更気づいて、「1,2,3,4、体のまげのばーし!」とかってアナウンスを入れたらラジオ体操みたくなるなと思う。残テ体操。「体をぐるーっと回して、1,2,3,4」とか言ってる後ろでアスカが「何その動き!気持ち悪いわね!やめなさいよ!」とか言ってたり、とか体操している人がみなエヴァコスプレをしてたらおかしいなとか私ならゲンドウコスプレだろうか、とか考えている自分に気づき、二次創作というものはこうやって作られていくんだなと思った。

馬と少年 (カラー版 ナルニア国物語 5)
CSルイス
岩波書店

エッセイを書きなおして制限枚数に収めたら書きたかったことが一部書けなくなったのでここに書いておく。ナルニアの5巻、『馬と少年』の主人公は唯一イギリスから来た子供たちではなくナルニア世界の子ども、少年シャスタと少女アラビスで、ある意味そのボーイ・ミーツ・ガールの話なのだけど、そういう点でいろいろほかの話とは違うところがある。本来はたぶん今で言うスピンオフ的な作品だったのだろうけど、私はたまたまこの作品を最初に読んだので、すごく強い印象が残っている。私の書く物語は、このボーイミーツガールがもとになってるなということに読みかえしてみて気づいたのだ。昔読んだ本を読み返してみると、思いがけないところに現在の萌芽があって、読書というものは本当に人間を作るんだなと改めて思った。

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