私を月まで連れてって/朝から雨/エヴァンゲリオンと大きいお友達

Posted at 11/11/19

 【私を月まで連れてって】

波が寄せている 雨の海は哀しい
海嘯 海がささやいている
哀しい、悲しい、淋しい、寂しい

雨の日の車の音 遠く、近く
耳をすます
時計の音

一番近くにあるのに いつもは聞こえない
時を刻む 音
綾波レイ

暖かい 明るい 電気 光
照らし出される ルルドの聖母の聖水
青い携帯電話

緑の鉛筆削り
モローのヴィーナス そして天使(キューピッド)
ルービンシュタインの禿頭

新潮文庫の百冊
ヴォルヴィック
伊右衛門

水晶のブレスレット
メンディングテープ
ウォーターマンのインク壺

アイボリーの電卓
青いプラスチックのホッチキス
蝶の柄のついた木のペーパーナイフ

黄色い蝶
三色ボールペン
体温計

エビアンの赤ちゃん
赤いフェルトペン
紫の輪ゴム

私の部屋の鍵
私の車の鍵
黒電話

ドコモの目覚まし時計
アメジスト
棗の実

水晶球
ローズクォーツ
SRSの修了証

(鼓動 机の上)
見えない 取り出せない
(忘れていた、気がつかなかった)

緑色のメガネケース

ものたち

Fly me to the moon.


【朝から雨】

朝から雨。一時小降りになったから大丈夫かなと思ったが、また強くなってきた。昨夜は弟が来てくれたので、仕事が終わったあと駅に迎えに行った。親戚の話とか、弟の仕事の話とか。シェア争いの話とか、賃金交渉の昔話とか。自室に戻ってエヴァンゲリオンの14話を見る。いままでの総集編というか、使徒とエヴァとの戦いを振り返っている。後半は零号機とシンジ、レイ。謎の種を播いた、というかこれで一話分使ってること自体がすごい。商業番組で。よく通ったな。さすがテレビ東京。1クール普通のアニメをとって、次の1クールは実験的な試みに乗り出したということなんだろうか。一体どんなことになるのか。

NEON GENESIS EVANGELION vol.04 [DVD]
庵野秀明監督作品
キングレコード

8時までモーニングページを書き、朝食に行って弟と話す。こちらの仕事の話とか、宣伝、募集の話とか。母の見舞いの打ち合わせをして、あとは好きに動いてくれということで。雨はまだ降っている。


【エヴァンゲリオンと大きいお友達】

今日は午後から仕事なので昼食後にエヴァを見ている時間がないから午前中に第15話を見た。後半の始まりという感じの伏線のバラマキという感じの回。アスカの女の子っぽさが印象に残る。というか、まともな「女の子」って実はアスカしか出て来ないんだな。ヒカリは今のところ存在としては小さいし、レイはなんだかあまりによくわからない。というか第14回でその分からなさを相当増幅させた。シンジと父の関係も危うい均衡を保っているという感じで、これからいろいろな形で破滅への予感を感じさせる。それは加持の正体もそうで、NERVの正体もそう。それにしても何重にも親子関係のトラウマを反映させているストーリーだ。エディプスvsエレクトラ。アスカが来てからのお気楽なアクション場面の連続もそれこそマジンガーZでも見てるみたいでそれはそれで悪くないけどやはり子ども向けっぽ過ぎる。修士課程に通っていた96年当時、今は多分准教授にはなってるだろう10歳ほど下の院生たちが何人もエヴァに心酔していたのを思い出すが、そういう大きいお友達を酔わせるのはこういう部分なんだろうと思う。

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by Luke Peterson

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