雨音をバックにルービンシュタインを聞く

Posted at 11/08/20

【雨音をバックにルービンシュタインを聞く】

二日続きの雨。お盆明けにジャケットがほしくなるとは思わなかった。電力需要の抑制の面ではかなりプラスになるのだろうけど、あまりにいきなりの変化なので体がついて行くのが大変な感じがする。今年の夏はいろいろなことがあってこりゃ大変だなと思っていたのだけど、こういう雨の日にはむしろ狂熱の夏のあとは穏やかな秋が来るように思われて、心を静かに持って行ける感じがする。ルービンシュタインのピアノでショパンのコンチェルト2番を、雨音をバックに聞く。

今まで心を集中させすぎた。今まで目的意識にこころを縛り付け過ぎた。こころを自由にして、こころをいろいろなところに自由に尋ね歩かせなければ、ファンタジーは生まれない。世界の奥の奥まで、意識の奥の奥まで、探検して歩くには少年のこころが必要で、少年の心はそんなにがちがちに硬直していたりはしないのだ。

夏の名残なのか、夏の疲れの蓄積の故なのか、最近妙に眠い。昨日も書いたけれども、今は作品の完成度をあげる練習をするよりも、一つ一つのきらめくエピソードを見つけること、感性をもう一度磨きなおすことに時間を費やすべきだという気がする。小さくてもいいのでキラリと光る何か。それが物語を身にまとえるなら、そういう短いむしろショートショート的な作品をつくっていくことが必要なのではないかという気がしている。

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by Luke Peterson

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