燻っていること/バラ園と無添加/題名は大事だ/楽しむ間口を広げておくこと

Posted at 11/05/17

【燻っていること】

昨日。横浜にバラを見に出かけた。時間に遅れそうになったので久しぶりに京浜急行の快速特急に乗る。ただ、東海道線とどちらが本当に速かったのかは分からない。以前この沿線に勤めていたので懐かしいようなイヤな思い出が蘇ってくるような複雑な心境だったのだが、もうやめてから12年経つことに気づいてちょっと愕然とした。自分の中でまだまだ燻っている部分があることからもう12年以上たっているのか、というか考えてみれば前世紀のことだ。いい加減こういうのも終わりにしないといけないと窓からの風景を見ながら思っていた。


【バラ園と無添加】

横浜で相鉄線に乗り換えて横浜バラクライングリッシュガーデンへ。場所はちょっとわかりにくい。行ってみると入場料の割には少し物足りない感じがした。自然を強調したイングリッシュガーデンならもう少し起伏を付けるとか、一望には出来ない工夫をするとか、もう少し回遊する楽しみがあってもいい感じがしたし、メインストリートはもっと狭くするかアーチを高くしたほうがいいように思った。この辺は私の好みかもしれないが。でも白い花一色の庭とかSの字型の椅子とか面白いものがあってまあ見どころがないわけでもない。でもカフェも含めてまだまだ工夫の余地はありそう。あと10年もしたらもっと自然の感じが出てよくなるのかもしれないなとは思うけど。

ここは住宅展示場の中にあって、大和ハウスとか住友林業とか並んでいるんだけど、その中では『無添加住宅』というのが面白そうだった。中には入らなかったけど、家を建てる際にはここに相談してみようかなと思ったぐらい。無料バスで横浜駅に出る。

そのあと友人といろいろ話す。海の見える篝火のある店に久しぶりに入って、ハワイ的なものを飲んだり食べたり。


【題名は大事だ】

女の一生 (光文社古典新訳文庫)
モーパッサン
光文社

帰りにそごうの紀伊国屋により、午前中に買ったモーパッサン『女の一生』に続いて短篇集を買おうと思ったが、どうも何というかフランス文学というのはまだるっこしくて、もったいぶっている感じがする。ジョイスの方が生理的リズムが私にあってるなあと思う。結局チェホフの短篇集を買った。

チェーホフ・ユモレスカ―傑作短編集〈1〉 (新潮文庫)
チェーホフ
新潮社

ところで、『女の一生』の原題が"Une Vie"であることを知って驚いた。正確に言えば『ある一生』だ。『或阿呆の一生』もこれから来てるのかもしれない。『女の一生』という題から受けるイヤな感じが"Une Vie"にはないわけで、そう考えるとむしろこのストーリーも受け入れ易い。ある、人生がうまく行かなかった人の一生。それは男であっても女であっても関係ない。

しかし解題をみると英訳書ではすでに"A woman's life"になっているということを知って、なんかこれは日本の問題だけではないんだなと思う。題名で読まれたという部分もまたあるんだろう、イヤな感じだけど。でも何というかつまり、題名って大事だなと、思った。

やさしいライオン (フレーベルのえほん 2)
やなせたかし
フレーベル館

東海道線で東京駅に出て、時間があったので丸善に寄る。話に出ていたやなせたかしの絵本、『やさしいライオン』を立ち読み。実はこの本を読むのは初めて。これは持っててもいいなと思って買った。それから『千と千尋の神隠し』のアートアルバム。これは以前からほしいと思っていた。ちょっと散財しすぎだったかも。

The art of spirited away―千と千尋の神隠し (Ghibli the art series)
スタジオジブリ
徳間書店スタジオジブリ事業本部

【楽しむ間口を広げておくこと】

帰ってから友人と話したことをいろいろ考える。考えているうちに眠くなって転寝したり起きたりになったが、(ちょっとアルコールが入っていたせいもありそう)いろいろ考え方に整理がつかず、寝て起きてからもモーニングページを書きながらだいぶ考えた。結局考えたことは【楽しみ】とか【秩序】とか【権力】とか【人の欲望は人それぞれ】とか【ひがみ】とか【人は皆ある面で強者でありある面で弱者である】とか【秩序崩壊に動転してしまうと血迷ってファシズム志向が起こったりする】とか【どんなに秩序が崩壊しても回復されるべきはバランスの取れた秩序】だとかまあそんなこと。

結構【ひがみ】とか【ルサンチマン】とかそういうものに振り回されて自分を見失い易いということを再度確認。自分は自分が楽しいと思うことをやらなければいけないし、そうしないと楽しいことなど書けない。現在進行形で何かを楽しむというのはむしろ自分の義務というか使命みたいなものなんだと思う。そう思ってないと僻みとかルサンチマンに押しつぶされてしまう感じ。無理やりにでも楽しむ間口を広げておかないといけないと思う。ある種の共同体規制の強力な呪縛がまだ自分に残っている。その呪縛は、かなり幻想に近い部分もあるのだけど。一つ一つはっきりさせていかなければいけない。それがある意味文学なんだろうなとも思う。

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