先が見えなくても前に向かって進んでいればその先に答えが用意されてることもある

Posted at 11/05/11

時間がないので短く。今日は町内会の出払い(どぶさらいとか共同作業)があるはずだったのだけど雨で中止。それから松本に出かける用事が明日のはずだったのに母が勘違いして予定を入れてしまったので変更できないか聞いてみたら今日1時台でもいいということになったので出かける。雨がけっこう強く降っていて、峠の往復は高速にした。長野道も50キロ規制。50キロで走っている車はほとんどなかったな。昼食の時間がなかったので、帰りにみどり湖PAでソースかつ丼を食べてすませた。

小説の自由 (中公文庫)
保坂和志
中央公論新社

保坂和志『小説の自由』257/409ページ。この本を買ってよかったなあと思う。千駄木の往来堂に行かなければ多分この本は買わなかっただろう。佐々木俊尚『キュレーションの時代』を読まなかったらこの書店にはいかなかっただろう。いろいろな偶然というか、先が見えなくても前に向かって進んでいればその先に答えが用意されていたりすることは本当にあるんだなと思った。時間がないので内容はまた次の機会に書くが、「10.彼が彼として生きる」の章は感動的だった。

ダブリナーズ (新潮文庫)
ジェームズ・ジョイス
新潮社

ジョイス『ダブリナーズ』208/391ページ。昨日から読んだのは「エヴリン」「カーレースが終わって」「二人の伊達男」「下宿屋」まで。「下宿屋」と「エヴリン」が好きだな。でも一つ一つ、すごく鮮烈な印象の残る短編集。「二人の伊達男」はちょっとオチの理解に自信がないところがある。ただ何というか、どの短編も「人間ってこういうところがある」と言うところをよく描いているのと(本当にそういうものかなと思ったりもするから共感度が高かったり低かったりするのだけど)描写がやはりとても鮮やかだと言うことがあって、どの短編もどういう場面でどういう人間が出てきたのか鮮やかな印象で思い出せるのがさすが名作と言われるだけのことはあるなと思う。アイルランド方言についてはよくわからないので突っ込めないが、それについて考えなくても小説として十分に面白い。

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