理想の女性像/バカだから威張るのではなく、威張っているからバカになるのだ

Posted at 11/04/09

昨日。10時まで仕事。帰宅して夕食、母の活元運動の後ろにつき、入浴。何となくテレビを見ながらうたた寝。自室に戻り、すぐに寝た。

6時起床。FMをつける。土曜日6時台は『音楽の泉』という番組になったらしい。月~金が『古楽の楽しみ』だから、土日もその延長でやってくれるといいのにと思う。3月までの『バロックの森』がそうだったように。

モーニングページを書きながら、昨日買った『進撃の巨人』の4巻を読んでないことを思い出し、書き終わってから読み始める。この巻は訓練時代のエピソードが中心。同期生の一人ひとりの特徴がよく書けていて面白い。読んでいて思ったが、私はミカサが好きだなと気付く。誰よりも優秀なのに、誰よりも謙虚な女性。こういう女性が、というより人間としてこういう人間が理想だったな、と思う。自分の若いころは。社会に出てもそう思い続けられれば良かったのだけど、社会に出てみるとこの場所ではあまりにバカのくせに威張っているやつが多くて、ついカッとなってしまったんだなと思う。あれから二十数年。そろそろ正気に戻ってもいい頃かもしれない、と思う。

進撃の巨人(4) (少年マガジンコミックス)
諫山 創
講談社

ナウシカが理想の女性像というナウシカ症候群があるというけれども、私はあんまりそうは思わない。ナウシカは、あまりに人間的な複雑さを内側に持っている。物事に熱中し出すとまわりが見えなくなる。そういうのは自分にとって理想像ではない。ミカサはそれに対して、世の中の流れに一歩引いているところがある。キャラクターの置かれている立場の違いということはあるけれども、ナウシカのような「王的な天真爛漫さ」というものよりも、何もないときは影のようにじっとしている感じの方が、私は好きなんだなと思う。基本的に私はでしゃばりはあまり好きではないのだ、つまり。

まあそういうこともあって世の中の威張っているバカに対抗するためにこちらも威張ってみたりという対抗の仕方をしてみたりしてみたわけだけど、一つ分かったのはバカだから威張るのではなく威張っているからバカになるのだということだった。おかげさまで私も相当バカになったと思うが、それもまた授業料のようなものかもしれない。

『進撃の巨人』のこの巻はそれぞれのキャラクターの描写に感銘を受けながら読んでいた。イモ食い女サーシャと中庸を得た大人の風格のあるマルコ、ことごとにエレンにつっかかるジャン。それに小回りのきくが頭が回らないコニ―。それぞれ魅力的だが、そのマルコがやられたところから物語現在に話は戻る。続きは今日発売の別冊マガジンで読めるそうなので、夜にでも買おうかと思う。

先日本棚を入れてから、長野県の実家の方の自室がすごく整理され、本棚にも自分の好きな本、読みたい本ばかりが並んで壁には巫女ロッポちゃんの絵がかかり、すごく魅力的な部屋になってきた。創作が進む感じがする。こうしてみると、東京の自宅の方がだめな状態になっていて、それは自宅の方があまりにものが多く、過去を引きずりすぎているからではないかなと言う気がしてきた。とにかくものを捨てないといけないな。あるいはどこかに運ぶか。一部屋だけでも自宅の満足度を上げないといけないと思う。

月別アーカイブ

Powered by Movable Type

Template by MTテンプレートDB

Supported by Movable Type入門

Title background photography
by Luke Peterson

スポンサードリンク













ブログパーツ
total
since 13/04/2009
today
yesterday