お正月休みから日常へ/五代目中村富十郎丈

Posted at 11/01/04

昨日。朝からモーニングページを書いてブログを書こうとPCの前に座ってなんとなくネットを見ていたら箱根の話題が多く、つい見てしまったら2時前までつかまってしまった。今年の箱根は、早稲田の執念というのに尽きるなと思った。東洋大も頑張ったが、早稲田の意気が最後まで衰えなかった。来年もまた、面白いレースになりそうだ。

終了後自転車でアリオ北砂に走り昼食の買い物をして帰ってきて食べる。それからブログを書いたらもう夕方。もう少し時間があるかと思ったが、冬の日は短いのと休みの日は早く時間が過ぎるという法則の通り、あっという間に時間がなくなってきた。

日が暮れてから出かける。銀座に行こうと思ったが途中で気が変わり、丸の内に。丸善で本を物色。今書こうとしている作品と絡んできそうなものに関心が行くのだけど、どうも避けて通れそうにないなと思って村上春樹『ノルウェイの森』上下(講談社文庫、2004)を買った。何がどう絡んでくるのか正確には言えないのだけど、「村上春樹唯一のリアリズム小説」というあたりだろうか。人間には何か、現実の中でしか解決(あるいは解消)していかない何か、があるような気がする。その場合の現実=リアルとは何か、ということもあるのだけど。いや、小難しいことを書いてみても、実際に何を書くべきなのかよく分かってはいない。

ノルウェイの森 上 (講談社文庫)
村上 春樹
講談社

そのあと四階に上がって、結局カレンダーを買った。ドイツ製の"Meditation"と題されたもの。外国のカレンダーは祝日が分からないという難点はあるが、同じ風景もののカレンダーでもこちらの方が気が利いている。何かドイツ語で名言を書いてあるのだけど、ちゃんと読んでないのでよく分からない。(笑)

そのあと新丸ビルに行き、成城石井とゑんで夕食の買い物をして帰宅。また思わず散財してしまった。少し食べすぎなのだが。

帰宅後夕食を食べてまた少し考えようとネットを見たりテレビを見たりしているうちに疲れてきたので早めに休んだ。ああ、こうして書いてみるとだらけているというか、やることの焦点が定まっていないな。アイディアを考えるときというのはとにかく風呂敷を広げるので焦点が定まらないのは仕方がないのだけど、それはそれでうまくリズムを作らないとまとめようがなくなる。今書きたいものの問題意識をもう少しはっきりさせた方がいいかもしれないし、書きたいことをもっと拾い集めた方がいいかもしれないけど、潮干狩りと同じであまり沖まで行ってしまうと帰ってこられなくなる。ある意味こういうときこそプランが大事なんだろうなと思う。

昨夜は早く寝て今朝おきて寝起きの頭の中でアイディアを拾おうと思ったが、どうも頭がそういう働き方をしていない。むしろ、寝るときは頭と身体を休めることをもっと優先すべきだなと朝起きてから思った。

朝ネットを見ていて、五代目中村富十郎丈が亡くなったことを知った。81歳。まだまだお若い感じがするのだが。富十郎さんというと幼いお子さんのことを考えてしまうが、それでももう鷹之資君も11歳。これから後ろ盾のない世界で生きていくのは大変だと思うけれども、ぜひ精進して六代目を継いでもらえたらと思う。いろいろな舞台が思い出されるが、なぜか今私の頭に浮かぶのは国立劇場でやった忠臣蔵通し上演の十段目、天川屋義平だ。「突け突け突け!天川屋義平は男でござるぞ!」というアレだ。ああいう明確な男っぷりは富十郎が一番似合っていた。大星は十七代目市村羽左衛門だった。ご冥福をお祈りし、合掌。

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