「本屋さんに聞きました。」/「女装少年」について考えてみる/市川春子『虫と歌』

Posted at 10/12/13

一昨日から昨日はどうも普段のペースが狂ってしまって、普段のルーチンを少し変えてみたらがたがたになってしまった。まあ調子を維持するのが大変なときには、むしろルーチンに固執するというてがまず第一だなあと思いつつ、ときどきルーチンをがたがたにしたほうが本当の意味でリフレッシュはするかもしれないと思った。だけどそういう時って注意力も散漫だし判断力も低下しているから思いもかけないミスがあって祟ることがある。あえてその危険を冒すか否かだが。

土曜の夜に入浴せずに日曜の朝にしたのはひとつの判断だったと思うが朝起きてから入浴したせいかモーニングページを書くのを忘れた。日曜朝のテレビをなんだかいくつも見て、それで失念したということもある。モーニングページを書かずに小説に突入したが前の日に書いた分の直しというのをぜんぜんしないでやったのでそれも良し悪しだ。かなり進みはしたのだけど、その分の見直しもしないとなあと思う。

残念な人の仕事の習慣 (アスコムBOOKS)
山崎将志
アスコム

昼頃アリオ北砂に行ってお昼のものを買い、ついでにタイヤキを買って帰る。アリオのタイヤキは美味しい気がする。友人と電話で話す。だいぶ飛ばしているようだ。午後少し小説を書いて夕方出かける。新御茶ノ水で降りてがいあプロジェクトに行き、パンと乾燥味噌汁とチョコレートを買った。神保町に出て、母に頼まれていた『二十四節気七十二候歳時記カレンダー』を買う。思ったより大きい。吊り広告で見た『文藝春秋』を立ち読み。内容はやや不満で、結局買わず。山崎将志『残念な人の仕事の習慣』(アスコムブックス、2010)を買う。立ち読みして面白かったのだが、帰りの電車で読んでなかなか頷けるところがあった。ビジネスということに関して、世の中本当に残念な人が多いんだなと改めて思う。もったいない。そのあと東京堂、東京堂ふくろう店、すずらん書房などをまわるが買わず。

本屋さんにききました。 (ジャンプ・コミックス デラックス愛蔵版)
若狭 たけし
集英社

それから書泉グランデ地下へ。いろいろ見て、若狭たけし『本屋さんにききました。』(集英社、2010)とアンソロジーコミック『女装少年・姫組』(一迅社REXコミックス、2010)を買った。『本きき』はスーパージャンプ連載、この人の絵どこかで見たと思っていたら、以前スーパージャンプで連載していた『働け!メルモちゃん』の人だったんだ。何というか、このずれ具合というか、生活への危機感で持っていく(?)ドライブ感というか、変な調子と本屋さんの熱心な売り込み姿勢(どの本屋も「エロが売れ線!」というのはややどうかと思ったが)とがマッチして独特の感覚を見せていて面白いことは面白い。でも売れないだろうなあこういう本は。(笑)同じ内容でも、もっと売れる本は出来ると思うけど、逆に売れすぎないところがこういうネタとしては安全なんじゃないかという気もしないではない。ところで何部売れたんだろう。話がそっちにずれたが、大型書店のマンガコーナーのブックストアレビューとしては大変参考になります。

女装少年アンソロジーコミック姫組 (IDコミックス REXコミックス)
アンソロジー
一迅社

『女装少年』は流行の(?)「男の娘(こ)」マンガのアンソロジー。表紙・見返しを含めて11人の作家が書いている。これはBLではなく、男子向けで、なんだかそんな時代なんだなあとある意味しみじみする。「女装男子」と言うネタで読んだことがあるのは江口寿史『ストップ!ひばりくん』だけであって、やはり80年代とは全然時代が違うというのを痛感する。あの頃はこのネタを出すのにかなり大きな虚構を用意しなければならなかったし、物語とか性格付けを作りこんで何とかしたわけだけど(もちろんだから面白かったのだが)、この本とか読むともうあんまり自然につくられていて笑ってしまう。というより、女の子の絵を描いてその部分だけ男にしているとしか思えないのだが。(ひばりくんだってそうか)ああそうか、だからこれも結局萌えというか、ショタ系狙いということなのかな。いやなんだか微妙だな。潜在的女装願望を持つ人も狙いといえば狙いなんだろう。どうなのかな。普通の二次元萌えでも…ってどこがどう普通なのか分からなくなってきた。でも(本来の意味で)普通に読んでも面白いとも思うんだよな。

ストップ!!ひばりくん! コンプリート・エディション1
江口 寿史
小学館クリエイティブ

いやつまり、けっこう面白かったから困ってるんだけど。(笑)作家は多分、男女半々くらい?こういうものはいろいろな人が読んでどういう感想を持つのか聞いてみたい気がする。実際でも、なんでもありの時代なんだなと思う。ちなみにエロはなし。ご期待の向きには為念。

いまamazonの書評を見て思ったが、何というかみんなけっこう厳しい(笑)。というか、つまりこういうものはこうあるべき、という見方がはっきりしてるんだな。女の子を描いているけど設定上男というのはよくない、もっと中性的な部分を出せ!みたいな。まあ確かに、こういうものを見慣れてないと「変わったもの」と感じて面白く思っても、いくつもみているうちに「こんなものか」と思ってくるんだろうなとは思った。何事も道は深いとは思うが、なんか将来の展望はあるのか。(笑)でも私が面白いと思ったのはあまり中性的ではなくて、普通のラブコメに「実は男の子なんだけど!」みたいな味付けがあるからなんじゃないかなとは思った。何を面白いと思うかは一概にはいえない。

まあそんなふうに、冗談にして終わらせることもないかもな、とも思う。『Vogue hommes Japon』の装飾系男子特集に見られるように、もっと追求すればわりと次代の文化を担うようなネタも出てくる可能性はある。日本のオタク系マンガ文化というものにはどうしても「かわいらしさ」を追求するところがあって、そこはよしあしだなとは思う。女装男子と言っても実際のところその目指すものは人によってそれぞれなんだろうと思うし、当然イコール=ゲイでもない。女子カップルかと思ったら一方は男子だったり、ということも、こちらが気がつかないだけで実際にはあるのかもしれないなとも思ったり。レディ・ガガぐらいアグレッシブに原則的な方向を追求すると面白いものがでてくるのかもしれない。まあ逆に日本はかわいい系のガラパゴス的な方向を目指して気がついたら世界が追随、という路線になる可能性もあるのでよく分からないけど。

耳をすませば [DVD]
近藤喜文監督作品
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント

地元の駅に帰ってきて、四ツ目通りと永代通りの角のコージーコーナーでケーキを買い、西友で夕飯の買い物をして、TSUTAYAで『耳をすませば』を借りて帰った。「坂の上の雲」を見ながら夕食を取って、小説を書きながらときどき休んでNHKスペシャルの『世界ゲーム戦争』を見たり。ゲームの世界には全く疎いが、ジブリが参加しているゲームはやって見たいと思った。はじめてPS3でも買ってみようかという気が出て来た。多分買わないとは思うけど…

風雲戦国伝 (PHPコミックス)
みなもと 太郎
PHP研究所

午前中調子が出なかったせいか夜になってから飛ばしてしまって、小説もけっこう進みはしたのだがそのあと2時くらいまでマンガを読んだりDVDを見たり。先週買って読みかけだった『風雲児たち外伝』を読了。戦国時代ネタ。面白かったのは長宗我部かな。まあ全体に割と面白かった。それから読まないままおいてあった市川春子『虫と歌』を読み始めたのだが、これが面白い。「星の恋人」「ヴァイオライト」「日下兄妹」の3作読んだ。それとテイルピースみたいな「ひみつ」も。あとは表題作の「虫と歌」だけだ。なんていうか、こういう作品を書きたいな、みたいな感じの部分がある。アフタヌーン連載か。ぱっと見、買ってみて失敗だったかなと思った部分もあったのだけど、買ってよかったなと思う。じわじわと味わい深い。

虫と歌 市川春子作品集 (アフタヌーンKC)
市川 春子
講談社

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