「このままの状態で一生を終えて幸せだろうか」
Posted at 10/05/29
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昨日。仕事が忙しかったせいか、思ったより疲れていたらしい。寝たのは12時前だったのに、起きたら8時前だった。8時間寝るなんて、一体いつ以来か。起きてすぐ朝食、それからもなかなかエンジンはかからず。
小説のほうは、後は収束させる部分が残っているだけなのだが、枚数的にどれくらい必要化は書いてみないと分らない感じ。今のところ180枚くらいになっているのだけど、200枚は出るだろう。どのくらいまで行くかはまだ書いてみないとわからない。
今日もどうも疲れが残っていて、不活性ガスという感じだ。ちょっと動かそうと思って山の上の展望台まで車で出かけたりしたのだが、まだまだ。少し寒いせいもあるかもしれない。
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今北純一『仕事で成長したい5%の日本人へ』(新潮新書、2010)読了。これはいい本だった。なんと言うか前向きで、爽やかだ。ビジネス書というのはどうも癖のある人の書いた本が多くてそういうのっていまいちなんだが、この本は基本的に著者がすっきりした考えを持っている人であるようで、読んでいて清々しい。「成長したい」という思いがいかに人生を明るくすがすがしいものにするか、という例だなと思う。
仕事に大事なのはMVP、つまりミッション・ヴィジョン・パッションであるとか、情報・知識・知恵の三層構造であるとか、納得できる話が多い。
「あとがき」がまた秀逸。「何から手をつけたらいいかわからない、自分にはどんな才能があるかわからないし」という人に向けた話として、オックスフォードでたまたま引越しを手伝ってくれたおじさんが実はノーベル賞を取った科学者で、その人が「人間というのは、自分の才能の10分の1も知らずに死んでしまう動物なんです」と話した、というエピソード。もしそうなら、自分のどんな才能があるかわからないと投げ出す前に、まず探してみたらどうかという話で、全くそうだと思う。
「このままの状態で一生を終えて幸せだろうか」という問いかけもぐっとくるものがある。もし幸せだと感じるなら余計なことをする必要はないが、感じてないなら考えてみてもいいだろうと。楽しみを持って考えつづければ、必ずどこかに突破口が見つかる、というわけだ。
これを読んで、私が本気でそう思った時のことを思い出した。1994年のことだった。仕事もうまく行かず、結婚生活もうまく行かない。大学院に入りなおすことを決意したのは、やはりこのままの状態で行きたくない、という強い思いがあったからだ。ただ、それが「楽しみを持って」になかなかならず、どうも「焦り」が主導してしまったのはまずかったと思う。1996年にようやく合格し、三年間修士課程に在籍したが、結局博士には進めず、仕事もやめ、離婚した。このままではいけないと思いつつ、どうしたら楽しいか、ということが自分でよくわからなかったことが大きかったなと思う。
その後もまあずっと試行錯誤が続いているわけなんだけど、でもまあ「このままの状態で行きたくない」と思って前に踏み出したこと自体は後悔していない。大学院に行きたい、というのは学問が自分の中で中途半端だったことに納得がいかなかったからというのが大きく、また今からでもアカデミズムに復帰できるのではないかという期待があったからなのだけど、いずれも自分の進むべき道ではなかったという結論にはなった。やはり、学問の性質自体が実際には自分の求めているものと違うという感覚が抜けなかったのだ。結局、自分がどういう人間か、よく分っていなかった。人の決めたルールでやることがこれだけ苦手な人間だということが、当時は判ってなかったんだなあと思う。
どういうことが出来るのか、どういうことをしたら楽しいのか、ということは、以前に比べるとだいぶ分ってきた。といっても、そういうものは多分それこそ自分の才能の10分の1にも満たないことたちだなとは思う。でも、なんだかんだいっても一番のベースになるものが確立していなければ、その先の才能を発揮することなんか出来ないわけで、そのベースをようやく今確立しつつあるのかなと思う。楽しめるのは、まだまだこれからだろうと思う。
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