アート系の日
Posted at 10/04/04
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火曜日にやることの準備を土曜一杯で何とか終わらせて帰京。朝日新聞を買って特急に乗った。先週は数独が簡単だったのだが、今週のは難しく、結局下車するまでに解けなかった。今でも解けてない。今もう一度見てみたが、ちょっと解けそうもない。
帰ったら『月刊全生』の4月号と、マーケットプレイスで注文していたダンタイソンのショパンのプレリュード集が届いていた。スポーツニュースを見たりしたあとで寝る前に聞く。『ピアノの森』の構成に協力している下田幸二が『レコード芸術』で、主人公のカイがプレリュード24番のラストのDの最低音をfff(フォルティッシッシモ)で三回叩くところをこぶしで叩く描写があるのだが、そのモデルはダンタイソンだ、という話を書いていたので、ぜひダンタイソンのプレリュードを聴いてみたかったのだ。きいたかぎりではこぶしで叩いているかどうかは分からないが、今まで聞いたプレリュードの演奏の中でいちばんこのフォルティッシッシモの余韻が印象的であることは確かだと思った。
寝たのは1時半くらいになって、疲れが出たこともあったのだろう、目が覚めたら9時だった。それからすぐもう一度プレリュードの24番を聴いて昨夜の余韻を確認し、テレビをつけたら「日曜美術館」でベラスケスをやっていた。プラド美術館は今から26年前に行ったことがあるが、美術館の風景が映し出されて懐かしかった。そういえばあの夏は熱かったな。
最近の研究結果だそうだが、ベラスケスは実はポルトガル系の、ということはおそらくオランダから来たコンベルソ、すなわち改宗ユダヤ人の家系で、下級貴族の出身と名乗っていたものの実は平民だった、ということが分かった、という話をしていた。ベラスケスは宮廷画家としての成功者というイメージが私には強くて、私は同じセビーリャ出身でもずっとセビーリャに残って風俗画や聖母無原罪懐胎図などを描き続けたムリーリョが好きだたので、ベラスケスはまた別世界の人という印象があったが、何も手紙や書き残したもののないベラスケスの人間像は、むしろその沈黙によって雄弁に語られていたと言う演出で、なるほどと思うところがあった。まあ久しぶりにスペインバロックの名作をいくつも見られたのはよかったのだが、それでジャイキリのアニメ版を見逃してしまったのは残念だった。
今日は朝からアート系の日だなあと思い、絵描きの友人に電話したら留守電になっていたが、あとから電話がかかってきて話をした。だいぶ熱い話になっていて、そういえば私がプラド美術館を訪れたあの夏に、彼女の夏が熱かったのだということを思い出した。
モーニングページを書いたりブログを書いたりしようと思っていたのだけど、どうも寒くて調子が悪く、ものでも食べたらいいかと思って昼食の買い物にでたが遠くまで行く気がせず、近くのコンビニでじゃが芋やら卯の花やらを買って、じゃが芋とわかめの味噌汁を作り、先週買った土鍋で米を一合炊いてみた。割とあっという間に炊けたので驚いたのだが、どうもいまいち味が薄い。もう少し水に漬ける時間を長くしたほうがよかったのか、やはり2合炊きは2合炊いたほうがよかったのか。
なんとなく不完全燃焼で昼食を終え、なんとなく『何でも鑑定団』を見ていたら、須坂の田中家に伝わり須坂騒動で火をかぶったと言う青井戸茶碗が出てきてへえっと思った。これは火をかぶってなかったら3000万以上つくが来歴がはっきりしているのでこの状態でも350万はつく、と中島誠之助が鑑定。茶道具というのはすごいものだ。今『月刊全生』の表紙を見たら細川護煕作の井戸茶碗。なんか偶然とはいえいろいろなものが一致して呼応している。
疲れが出ていることもあるが、自分の体が自分の体という気がしない。とにかくなあ、ここのところいつも土日が寒くて困る。
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