香典返し、お礼回り、喪中欠礼、納骨、埋葬、一周忌、幸せな家庭。

Posted at 09/12/11

今日は朝から雨。お礼回りがまだ残っている。喪中欠礼のハガキについてはようやく母と意見の調整が出来て母の高校の同級生の印刷屋さんに注文した。そういえばちょうど一週間前の金曜日の朝、その印刷屋さんに支払を済ませに行って、その日の夕方に父を見舞ってくれると言っていたことを思い出した。父は結局その日の午後になくなったので、その人の見舞いは間に合わなかった。人の人生というのはそんなものかなと思う。

そう、父がなくなったのは一週間前だった。いま4時40分だが、先週のこの時間は、父の遺体を霊柩車に載せて自宅に運び、母が付き添っていた。私は車を運転して病院から自宅に帰ったが、なんだか西の空が赤かったことは覚えている。ため息をつきながら、でも事故らないように気をつけて、甲州街道を走ったことを覚えている。

雨がかなり強くなった。豪雨の中、親戚を回る。納骨の話など。私の家の墓は共同墓地で管理者が特にいないので、埋葬許可証を提出する先はないようだ。石屋に頼んで父の戒名を刻んでもらったり、墓石を動かしてもらったりするらしい。納骨はもうお彼岸くらいにしようと思っているので、だいぶ先の話になる。もう一軒。小さな子どものいるうちを訪ねる。そのうちは政治家だったので、そのうちのお父さんがなくなったときは一周忌を四回やったと言っていた。親戚、地元二箇所、そして国会。うちはそんな必要がないからいいけれども、うちよりそういうことが大変だったうちはたくさんあるんだなと思う。

私はいまは独身だけれども、縁があったら結婚したいと思っている。もうだいぶ年長なのでなかなか縁があるかどうかはわからないけど。年配の方を訪ねると、孫のいるうちといないうちとでは家の中の明るさが違う。子どもは二人いるけれども孫がいないうちとか、男の子はいるけれども障害をもっていて結婚していないうちとか、しっかりした「跡取り」がいないうちに行くと、お宅はうらやましいといわれる。私だって独身でこどももいないんだけどね。でもまあうちは4人兄弟で男二人女二人、まあバランスが取れている。私の子どもはいなくても父の孫は8人。父の葬式でも孫たちが「ふるさと」を合唱したりした。私は「ふるさと」なんて子どもでも歌えるという感覚だったけど、よく考えてみたら今の学校ではそういう歌を歌わせないので、幼稚園児や小学生にそういう歌を歌わせるのは大変なのだ。高校生の姪が音頭をとって子供たちに教え込んでくれたから何とか歌えたけど、そう言うのも考えてみたら幸せな家庭なんだなと思った。

水道の調子が悪いのでこの雨の中水道屋さんに来てもらって工事をしたりしていたので、ただでさえ来客が多くて落ち着かない家の中がなおさら落ち着かない。しばらく自室にこもってぼんやり昨日買ったモーニングやビックコミックをぱらぱら見ていたのだが、工事が終わったので入浴する。なんだか寒くて仕方がない。

体調が芳しくないのは食べ過ぎのせいがあることは確かなのだけど、気持ちでは食べることが一番の楽しみになっているらしく、つい食べ過ぎてしまう。活元運動をしてゆっくり休んで、と思っていても、自分のペースが出せないときはなかなかうまく行かない。

もう一週間経ったのか。今日は雨。亡くなった日は晴れていたけれども、通夜の日は大雨だった。そんなことを思い出す。

香典返し、お礼回り、喪中欠礼、納骨、埋葬、一周忌、幸せな家庭。いろいろなことを考える。

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