川が見たくなって

Posted at 09/03/15

今日は朝から天気がよかった。起きたのは8時半になっていた。体の調子がいまいちでなくて、ぼつぼつと動かす。9時から『題名のない音楽会』を見た。挾間美帆というピアニストが感じがいいなと思った。小原孝を初めて見た。小原孝はお昼前にNHK-FMをつけていると何の気なしに聞いてしまう番組をやっている。今日は有名な曲のアレンジばかり演奏していたけど。中川俊郎という人も相当変な演奏をしていたが、ネットで調べて武満徹関係で出てきた人だということを知りなんか分かる気がした。友人から電話がかかってきて2時間ほど話す。頭の中が少し整理される。それにしてもなかなか調子出ない。

とりあえず出かけてから考えて、日本橋に行って丸善でハヤシライスを食べることにする。いってみたらプレミアムハヤシライスというのが1200円であったので食べてみた。通常のハヤシライスより酸味と甘みが上品な感じ。なかなか気に入った。

モーニングページ用のノートとフラワーアレンジメントの本を買う。フラワーアレンジメントの本は何冊もあったのだが、いろいろ見て一番基礎的なことがしっかり書いてあり、また写真による説明も丁寧な感じがした神保豊『一歩上のフラワーアレンジメント』(河出書房新社、2005)を買った。今までいけばなの本は何冊か買ったけれども、やっているうちにフラワーアレンジメントの知識もあった方がいろいろな花を生けるときに参考になるなあと思い買ってみた。もともと花屋さんで、花の選び方などかなり具体的な目のつけるべきところをきちんと指導してくれている感じで、通り一遍でない感じがする。適当な印象の本が多い中で、選ぶのに時間はかかったがこれは正解だったと思う。

花のプロ神保豊が教える一歩上のフラワーアレンジメント

河出書房新社

このアイテムの詳細を見る

プレッセで和菓子を二つ買って、そのまま帰るのが勿体無くて隅田川の方にでも歩いてみようと歩き出す。すぐKEYUCAという店を見つけて入って見ると、なんかよさげなテーブルウェア等が並んでおり、Lenea模様のグラスを二つ買った。イタリアのチェルベというメーカーのものらしい。こういうのが好きだ。

電車に乗って地元で降りようと思ったのだが、なんだか川が見たくなってそのまま乗り続け、川向こうの駅に行ったら以前よく行ったG町に行きたくなって、また電車に乗っていった。何年ぶりだろう。久々にいったけど基本的には変化していない。でも街を歩いていると、自分のここ何年かの記憶の中で欠けていたものがここにある、という感じがした。この街は花屋が多い。以前よくいった喫茶店まで歩き、美味しいコーヒーを飲んで店でおいてあった弘兼憲史『黄昏流星群』16巻を読む。天才女子マラソンランナーとのんだくれのコーチの話。中年の男の元気が出そうなストーリーだ。ボギーの映画を見て自分がカッコよくなったような錯覚を得られるのと同様、弘兼憲史のマンガは自分がもてるようになった錯覚を持てる。そういうのって案外大事なんだろうと思う。錯覚が有効なうちに本当にカッコよくなったりもてるようになるよう努力しないとだめだが。

黄昏流星群 (16) (ビッグコミックス)
弘兼 憲史
小学館

このアイテムの詳細を見る

花屋でナデシコとトルコキキョウの花束を買って帰る。久しぶりのG町は空が青かった。

月別アーカイブ

Powered by Movable Type

Template by MTテンプレートDB

Supported by Movable Type入門

Title background photography
by Luke Peterson

スポンサードリンク













ブログパーツ
total
since 13/04/2009
today
yesterday