軽のこと/バレエをみる/NHKスペシャル「うつ病治療 常識が変わる」

Posted at 09/02/22

昨日。6時半に仕事を終えて特急で上京。ほとんど寝ていた。夜帰宅してから、村上春樹のスピーチ関連の記事を探し出したら止まらなくなり、寝たのは2時過ぎになった。

昨日は朝からなんだかんだと忙しく。気分転換に出かけようと軽で出たらタイヤの空気が異常に減っているのに気がつき、友人が経営しているスタンドに出かけてガソリンを入れるついでにみてもらう。エンジンルームの点検などしてもらいつつ。するとエンジンオイルは切れているはウォッシャー液はないは、あれこれ不具合が発見され、タイヤは空気を入れる口金のゴムがいかれていると言うことがわかり、結局トータル8000円以上出すことになった。車は金食い虫だというが、実際そうだなあと実感する。

今朝は昨夜夜更かししたので起きたのは8時くらい。何だかだらだらしてせっかく調べた村上関連のネタを文章に出来ない。『題名のない音楽会』を見て、『新日曜美術館』を見て。『題名のない音楽会』、音楽家は自己の物語を持たなければならない、という話があってそれが村上について考えていることと共鳴してきて面白かった。『サンデープロジェクト』は与謝野大臣のインタビューだけ見ようと思っていたのに最後まで大体見てしまった。そのあと友人から電話がかかってきて少し話していたらもう昼食を用意して出かける時間。結局ローソンで買ったもので済ました。JAFに新入会したときに応募した懸賞で500円のクオカードが当たっていたので今日の昼食は無料。

2時前に出かける。九段下で都営新宿線に乗り換え、来たのは新宿行き。都営新宿線で新宿行きなんて電車は初めて見たが、新宿で急行橋本行きに乗り換え、初台で降りる。今日は半年振りの新国立劇場バレエ研修所の発表会。

演目に「白雪姫」があったせいか、子供づれが目立った。シアトリカルバレエと銘打っていてなんのことだか分からなかったが、要するに演劇をミックスしているのだ。つまり台詞があるバレエ。そりゃどうか。音楽はヨハン=シュトラウス2世。白雪姫は森に追放される前から王子と知り合いで、七人の小人は出てこず森の精霊たちがかわりに出てきて白雪姫は精霊たちのお母さん代わりに家事をこなす…うーん。(笑)毒林檎を食べて死んでしまった白雪姫が祭壇に飾られ、3年後に王子が訪れて白雪姫を連れて行こうとし、精霊たちと争いになって白雪姫はマネキンみたいに王子と精霊たちの間で争奪戦になる。白雪姫は落っことされて毒林檎を吐き出し息を吹き返す。驚き安心する一同。そこですかさず王子は求婚、白雪姫もすかさずOK。あっけに取られる精霊たちを尻目にさっさと出て行ってしまう二人。精霊たちから「ドロボー」の声。あっけらかんとドライな白雪姫が可笑しいがいいのかこれで。(笑)白雪姫の婚礼の場面に魔女が乱入、しかし精霊たちに取り押さえられる。しかし白雪姫は「お母さんを許して」と懇願。「よし、許そう」とあっけなく許され、めでたしめでたし。えっとどこまでギャグなんですか。このストーリーで何を伝えたいのかが今ひとつよくわからない。

後半は『ライモンダ』からバリエーションの抜粋。やはりクラシックはこういうものでないと。でも『ライモンダ』は通しで見たことがないのでそれぞれの踊りの出来不出来がよくわからなかった。しかし、今回卒業する4期生の舞台はこれで3回見たので、技術的に向上しているのはよくわかった。ぴた、と止まる止まり方、すっと動く動き方自体が全然違う。でも何というのか、上手くなった分一人一人の個性がわかりにくくなった気がする。今回の構成がそういうものが分かりにくいものだったということはあるけれども。せっかくならクラシックのバリエーションか一つの作品の通しとコンテンポラリーかスパニッシュのステージ、という従来の組み合わせが見たかったな。

帰りは新宿に出てコクーンタワーのブックファーストを一回りし、東口まで歩いて中村屋で夕食の買い物をする。なんとなく散歩する気になってサブナードにいってみる。多分10年以上いってないんじゃないか。へえ、ッと思うような店がたくさんあって面白かった。三平ストアにいったのも初めてじゃないかと思う。

帰ってきて夕食。NHKスペシャル「うつ病治療 常識が変わる」をなんとなくみる。認知行動療法というもののイギリスでの実際の例を初めて見たが、何だか私が私自身に対してセルフカウンセリングみたいにやっていたり、友達と悩み相談をしあったりしているときに会話している内容と基本的には同じだなと思った。躁鬱と鬱病が別の病気だということも今まであまり認識していなかった。躁鬱というのは今では双極性障害というということも初めて知った。

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それにしても村上春樹のイェルサレム賞受賞スピーチ、みんな情熱的に語り合ってるのは驚くほどだ。「テキスト庵」の「井戸端」という井戸端会議のコーナーが今までこんなに盛り上がったことがあるだろうか。懐かしき「日記猿人」の時代の、口角泡を飛ばす議論が復活したかのような感じ。みんなまだまだ熱いじゃないか。嬉しいよ同じ日本人として。

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村上春樹について私が考えたことの続きは、エントリを改めて書こうと思う。

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by Luke Peterson

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