フランスの列車の客室がコンパートメントになっているわけ
Posted at 08/11/15
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昨日は比較的早めに仕事が終わる。夜も比較的早く寝た。朝は6時前に目が覚めたが、行動は相変わらずのろのろしている。ゆっくり起きてゆっくり活元運動をしゆっくりモーニングページを書いていたらもう朝食の時間。父に愉気し、朝食。また人が訪ねてきて、職場に行って用事を済ませる。
帰ってきて別のことをやっていたら携帯に電話が入り、職場でふたたび用事ができる。走っていって用事を済ませ、帰ってきてまた別のことをやったが、最近こういう細切れの時間が多くて困る。
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鹿島茂『馬車が買いたい!』現在56/242ページ。19世紀前半のフランスの交通事情。馬車が重要な交通機関で、その大きな乗り合い馬車(ディリジャンス)の座席が前仕切り(クーペ)、中仕切り(アンテリユール)、後仕切り(ロトンド)と分けれていて、順番に料金が高かったのだという。それぞれ別の出入り口があって、お互いに中で行き来は出来ないコンパートメント型である。鉄道の時代になってもそれが受け継がれたのだそうで、初期のフランスの列車はタテの通路がなかったのだそうだ。そしてそれがそれぞれ一等車(クーペまたはベルリーヌ)、二等車(ディリジャンス)、三等車(ヴァゴン)の起源になったのだそうだ。ちなみにベルリーヌも貴族の乗った大型の旅行用馬車の種類の名前である。現在でもフランスで列車に乗るとコンパートメントタイプの車両が多いわけだが、馬車の時代のなごりがそこに残っているわけだ。
新幹線のようなすべて前向きの座席が並んでいるタイプはアメリカの列車が起源なのだそうだが、それは鉄道ができるまでアメリカの主要な交通機関だった河蒸気がそういう座席配置だったのを受け継いでいるのだそうだ。それは現在の旅客機まで受け継がれているわけで、もし旅客機が最初に発達したのがフランスだったらコンパートメント形の客室になっていたかもしれない、という指摘はなるほどと思った。近代的な乗り物の形態にも、前近代の乗り物の形が受け継がれるというのは文化的に興味深い。
日本だったら前近代の乗り物は船とか駕籠しかない。平安時代なら牛車があったがこれはあとの時代には受け継がれてないな。
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"フランスの列車の客室がコンパートメントになっているわけ"へのコメント
CommentData » Posted by くろ。 at 08/11/15
はじめまして。くろ。と申します。
フランスに限らず、イギリスなど欧州の鉄道の初期は等級別の客席配置になってますね。
その後、車体の大型化でそれぞれの等級ごとに住み分けがされています。
CommentData » Posted by 江草乗 at 08/11/15
コンパートメントの起源が「馬車」とは知りませんでした。
なるほど!と思います。
ヨーロッパを放浪旅行した1988年の夏、コンパートメント形式の
列車にはかなりお世話になりました。長距離の夜行はそれが当たり前でしたから。フランクフルトからベルリン、ワルシャワ、
そしてポーランド国内とか、みんなそういう列車でしたね。
北欧に行くとフィンランドやノルウェーには普通のクロスシートの列車が
走っていましたけど。
今はどんな状況なんでしょうね。
CommentData » Posted by kous37 at 08/11/15
さっそくのコメントがお二方。ありがとうございます。
私も20年程前ヨーロッパを旅行して、フランスでコンパートメントの車両に乗って、なんとなく気恥ずかしい思いをしたことを思い出します。
スイスからドイツに入り、ケルンまでは四人掛けの日本の長距離列車みたいな配置だったのに、ケルンからパリまで、パリからサンセバスチャンまでの列車がコンパートメントで、前の席に座っているカップルがいちゃいちゃしていたり、いかにもパリジェンヌという女性が脚を組んで煙草を吸っていたりして、それがまあ密室なわけですから、なんとなく、ねえ。日本人としては。
つまり馬車の時代にはそういう気恥ずかしさが普通だったわけで、それが現代にまで受け継がれているんですね。(笑)
くろ。さん、江草さん、コメントありがとうございました。