秋の冷え込み

Posted at 08/09/27

秋がふけてきて、信州は涼しいというより寒くなってきた。とはいえ、いつもの九月末でこんなに寒かったかという気がする。今年の秋は、冷え込みが早いのではないかという気がするのだが。

昨日の午前中に歯周病のレーザー治療をやったためか、午後から夜にかけて歯茎がだいぶ痛み、夕食はちゃんと噛んで食べられなくて往生したが、そのせいかだいぶ疲労して、夜はぐっすりと寝た。朝起きると痛みはだいぶなくなっていて、やれやれと思う。

フランス18世紀史『啓蒙の時代』を少しずつ訳す。フランス語の文献は読んでいて自分の解釈が正しいのか少し自信がなくなることがあるのだが、今訳しているのは辞書的な項目なので何度も同じような表現が出てきてくどいのだけれど訳している内容はだいたい正しいのだろうという見当がつき、ありがたい。

フランス絶対王政とエリート官僚
安成 英樹
日本エディタースクール出版部

このアイテムの詳細を見る

訳語の比較参照のために持ってきた安成英樹『フランス絶対王政とエリート官僚』(日本エディタースクール出版部、1998)を読み始める。訳語に関しては標準の妥当な訳語を列挙してくれているので安心感がある。内容は今までちゃんと読んでなかったのだが、要するに絶対王政(アンシャンレジーム)期の地方長官(Intendent de justice, police et finances)のプロソポグラフィ、集団的伝記研究だ。絶対王政期の地方長官制はフランス中央集権制の起源と目されていて、王権による直接の全国支配機構と言うのが定説なのだが、絶対王政期は官職売買制の時代でもあり、種々の官僚組織そのものが国王政府からの独立性を持っているややこしさがあり、その中における地方長官制の実態はどのようなものだったかを解明するために彼らの経歴を数量的に分析していくという方法は有効性をもっていると思う。現在61/211ページ。

月別アーカイブ

Powered by Movable Type

Template by MTテンプレートDB

Supported by Movable Type入門

Title background photography
by Luke Peterson

スポンサードリンク













ブログパーツ
total
since 13/04/2009
today
yesterday