心の罠から人を、あるいは自らを救うには

Posted at 08/07/28

昨日。寝たのは結局午前3時半。起床は7時20分。野口整体の本を少し読み、体癖とストレスについて考えていたら友人から電話。1時間ほど話す。その後モーニングページを書き、投稿する詩を用意し、駅前に出かけて『コミックゼロサム』と『コミック乱』を買う。帰りにいつものパン屋でえびグラタンサンドとオーガニックあんぱん、丹波の黒豆パンを買って帰る。

『コミック乱』。今号は充実している。特に印象深いのが『柳生兵庫助』。宮本武蔵と兵庫助の立ち合い。息詰まる場面。『伊平さんの女房』も何だか深い。『一十郎とお蘭様』は、十年後の若君の豹変振り。『陶魂』常滑焼の起源。『風雲児たち』井伊の専制、斉彬の決起。特に『柳生兵庫助』はすごい。とみ新蔵のマンガは今までも柳生流を扱ったものが多いが、一番充実している気がする。単行本は買ってないのだが、6巻出ている。買うかどうか迷う。

Comic ZERO-SUM (コミック ゼロサム) 2008年 09月号 [雑誌]

一迅社

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『コミックゼロサム』。巻頭は『拝み屋横丁』。宮本福助、乗ってるなあ。『ランドリオール』。そうか、イオンはDXの代わりになりたかったのか。そういう発想がなかった。TTが心配。天馬はどうなる。待て次号。もうか。

PLAYBOY (プレイボーイ) 日本版 2008年 09月号 [雑誌]

集英社

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『PLAYBOY』。谷川俊太郎のインタビュー。こういうところで答えてるんだなあ。しかし、谷川が「現代詩」を代表する立場みたいな形で答えているのが少し意外だった。谷川といえば「現代詩」全体から言えばやはり異端的な立場を感じるから。しかしもうそういうことの関係ない立場に上り詰めたということなのかなあ。『魂にメスはいらない』という河合隼雄との対談があって、わたしは買いはしたが読んでなかったのだけど、読んでみてもいいかなと思った。無意識の問題と詩の出所の問題。それはいつも私が思っていることで、そういう当たりに少し突っ込んでいくことが必要なんだろうなと思う。河合は村上春樹との対談が有名だが、谷川との対談も少し読んで考えてみようと思う。

魂にメスはいらない―ユング心理学講義 (講談社プラスアルファ文庫)
河合 隼雄,谷川 俊太郎
講談社

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それにしても河合隼雄は文化庁長官なんか引き受けて寿命を縮めたな。高松塚古墳の保存問題なんて、河合本人に全然責任がないのに。文化庁長官に文化人を使うというのもやや安易な発想がある気がする。思い出すだに気の毒。

河合隼雄はユング派だから、他の心理学の諸派からはややイカモノ扱いされている感じがあって、それも気の毒。むしろ、文学者などと相性がいいのは、仕事の、あるいは理論の性質が科学よりも文学と調和性が高いからなんだろうなあと思う。心の罠から人を、あるいは自らを救うのにはいろいろな方法があると思うのだけど、文学と調和性が高い方法論は信頼感を持てる人も多いのではないかと思う。それが逆に、「 」つきの「科学」の立場からすると面白くないところなんだろうけど。

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