カリスマと信者の哀しい関係/村上隆のフィギュアが16億円

Posted at 08/05/15

昨日。午後から夜にかけて仕事。昼間の疲れが出てだいぶ眠かった。うちに帰り、夕食後、両親と雑談をはじめたらずいぶん長くなってしまい、気がついたら一時だった。自室に戻ったあと少し本を読んだので寝たのは二時。今朝の起床は六時だった。モーニングページを書いた後少し散歩に出、コミック乱TWINSを買おうと思ったのだが、コンビニを二つ回っても見つけられず。

朝食後、自室で少しこまごましたことを片付けた後、また散歩に出る。あると思ったコンビニになく、セブンイレブンまで行こうかとお城のほうに出かける。藤が満開、いや少し盛りを過ぎているか。お城の近くにサークルKがあったのを思い出しいってみるとようやく見つけられた。思わぬところにあるものだと思う。

恥部―島田奈都子詩集
島田 奈都子
かまくら春秋社

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お昼をはさんで詩を書いたり、コミック乱TWINSを読んだり、『カラマーゾフの兄弟』『文芸時評』『情報は一冊のノートにまとめなさい』をかわるがわる読む。また、火曜日に届いた島田奈都子詩集『恥部』を読んだり。一時期ネットでかなり親しくさせていただいた方の作品集。批評は読み終わってから書いてみようと思う。

コミック乱TWINSで印象に残ったのは『私本太平記』。鎌倉を脱出した高氏の妻と嗣子。千寿王を擁して戦う新田義貞。分倍河原の戦いの勝敗に、六波羅陥落の報が大きく作用したという話など。鎌倉幕府滅亡につながる関東での戦いは今まであまり知らなかったが、なかなか面白いのだなと思った。

どうもきのうから疲れが出ているので本を読んでいても前に前に進んでいくという感じがない。寒いのもいけない。前向きの考え方ができなくなって来たら頭が疲労しているということ。また寒いと疲労が倍増する。今日は天気がよくてだいぶましだったが、でも午前中少し寝入ってしまった。寝不足のせいもあるか。

カラマーゾフの兄弟 4 (光文社古典新訳文庫)
亀山 郁夫,ドストエフスキー
光文社

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『カラマーゾフの兄弟』。360/700ページ。それでも84ページ読んだか。イワンとスメルジャコフの会話が中心。スメルジャコフの頭の回り方と、イワンのスメルジャコフへの影響力。イワンの観念がスメルジャコフによって現実化され、それにイワンが慄いている。このあたりの展開、カリスマとその信者の関係によく似ていて、よく書けているなあと思う。

情報は1冊のノートにまとめなさい 100円でつくる万能「情報整理ノート」
奥野 宣之
ナナ・コーポレート・コミュニケーション

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『情報は1冊のノートにまとめなさい』。98/229ページ。スケジュールシートの作り方など。私はスケジュール帳はバーチカル式の物を使っていて、クォ・ヴァディスやマークスの物を使っているのだけど、なかなか帯に短し襷に長し、という感じになる。著者のいうように、シートを自作してしまえばどうにでも使えるわけだから、そういう考え方もあるなと思った。ただスケジュール帳は人前で出すことが多く、小道具的なものでもあるので、100円ノートは使わないかもしれないなと思う。

文芸時評―現状と本当は恐いその歴史
吉岡 栄一
彩流社

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『文芸時評』。258/446ページ。林房雄、大岡昇平の文芸時評について。林房雄は「文学の問題は国民精神の問題である」といい、「文芸時評は片手間ではできない」と宣言しているのは面白い気がした。吉岡は、「大英帝国がかつて侵略的植民地主義を完遂するために、イデオロギー装置のひとつとして「英文学という制度」を活用した」と言っているが、もちろんそういうことはあるにしても、何というか「だから何なんだ」という気がした。大岡昇平が志賀直哉の批評家無用論に対して、「批評家がジャーナリズムの機構にのって、不可欠な存在であることは、ほとんど論ずる必要もないくらいなものである。(中略)作者は自分の書いたものに責任を取るが、批評家は取らないと志賀は怒っているが、ここのところでどんな批評家でも責任を取らざるを得ないのである。(中略)こん後、志賀直哉が何をいっても、一切取り合わないという申し合せでもしたら、いいと思う。」と言い放っているのが何だかすごいと思った。大岡自体が作家であるだけに、説得力がある。しかし現代の(政治や経済の)評論家は自分の書いたものに責任を取らないねえ。みんな言いっぱなしだし。そういう風潮が若い人を中心とする2ちゃんやミクシィでのコメントあらしにつながっていくんだろうなと思う。

ネットで見つけてそうだなとしみじみ思った言葉。「知性は物事を明らかにするものだが、感性は隠れたものを感じ取るもの」。世界の秘密を知るには感性を磨く必要がある。

芸術起業論
村上 隆
幻冬舎

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このブログの右カラムの下の方にこのブログの過去ログの人気ページランキング(過去7日間分)を載せてあるのだが、突然「村上隆『芸術起業論』」が大幅ランクアップしていたのでなんだろうと思ったのだが、こんなニュースがあったのだった。「マイ・ロンサム・カウボーイ」が16億円ってすごいな。しかもタイムで2008年の「最も影響力のある100人」に選ばれているのだそうだ。Googleで検索すると私のブログの過去ログが22番目にヒットする。22番でグンとアップするくらいだから、ずいぶんたくさんの人が検索したのだろうと思う。

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