日本ハムと中日のチームカラーの違い
Posted at 07/10/28 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
今朝は起きたら6時を過ぎていた。カーテンを開けると、向かいの団地に朝日がまぶしく反射している。しまった!今朝は絶好の日の出日和(?)だったんだ。昨日の台風で暗雲がすべて吹き飛ばされて、大気の汚染も一掃されて、今朝の朝日はいつもより眩しい。大急ぎで支度して外に出る。東側の廊下は、朝日がもうまぶしく反射している。でもまだ私のいる10階よりも、太陽は低い場所にいる感じがする。急いで出かける。途中の公園で御来光の行を少しやり、そのまま荒川へ急ぐ。
荒川に着いたときは川向こうのビルの少し上に朝日があった。7時近くになっていたから、もう日が出てから1時間くらい立っているだろう。川の水はいつもより多く、いつもは少し見えている護岸の先の大きな石が全部川の底に沈んでいる。たっぷんたっぷんだ。水量の増えた荒川も何だかいい感じだな。昨日は相当川の水は増えていたに違いない。

台風一過の日はやはりいろいろが特別だ。気持ちいい、さわやかだ、そして太陽の光が強い。
帰ってきてスポーツ新聞を買ってきて読んだり、テレビでシリーズの場面を見たり。昨日の余韻に浸る。さて今日は、グリンと中田だろうか。札幌でもう一笑して、名古屋に乗り込みたいもの。ダルビッシュは、中日の先発野手全員から三振を奪ったのだそうだ。これは日本シリーズ初記録。立浪から3三振、中村ノリから2三振、そしてウッズから2三振1併殺。中軸をこれだけ力で抑えれば、やはり勝利は転がり込むだろう。
今日の第二戦では、ぜひ森本―田中―稲葉での得点と、下位打線、特に工藤・小谷野・稲田あたりの爆発に期待したい。中日は荒木―井端で好守とも結構見せてくれているし、森本はセンターの大飛球の好捕もあったが、バッティングはまだ眠っている。まあしかしそれでも勝つのが今年の日本ハムというものだ。
まあまだ決着前だからあんまり監督の比較とかしてもあまり意味はないのかもしれないが、ヒルマンののびのび野球、負けが込んできたときにポケットマネーでロッカールームに卓球台を購入し、選手たちの間で大ブームになってる、みたいなリラックスした姿勢を取らせるやりかたのほうが、落合のストイックな野球よりも現代の選手には合ってるんじゃないかという気がする。
戦術的にはスモールベースボールでチームカラーが似ているとよく言われるけれども、ムードという点では明の日ハム、暗の中日というのははっきりしてるんじゃないかな。日ハムの選手は、勝ったら素直に喜んで、明るさを持続していく力を持っている。それは去年までの、新庄の功績であり遺産であるともいえるけれども、それをみんなで守り育てていく姿勢が日本ハムにはある。
対して中日には、強打のウッズ、大復活を遂げた中村、超ベテランの立浪、ミスタースリーラン森野、いわず取れたアライバ、投手陣でもベテラン山本、エース川上、と揃っている。しかし何というか、やっぱりチームカラーが暗い感じがする。私が一番首をかしげたのは、クライマックスシリーズを制覇したときに胴上げをしなかったことだ。まあつまりそれが哲学ということなんだろうけど、あんまり合理的でない気がする。あるいは落合監督の体質か。
野村楽天監督も割りと以前はそういうところがあったけど、最近は喜ぶべきところは素直に喜ぶようになってきている。それは好々爺を演出しているわけではなくて、今の選手はそうやってみんなで楽しくやらないとダメなんだ、ということを飲み込んできているからなんだと思う。その辺、多分野村監督も新庄から学んだといえるんじゃないかと思う。
日ハムはシーズン、クライマックスと胴上げしまくり。次はシリーズだと乗ってきている。中日の選手も、その哲学は理解しても内心は、ないしは気持ちで分かっていても体はどうなんだろうという気がする。やっぱり一つのことを成し遂げたら、全身で喜びを表現したほうがいいのになと思う。
戦力的に見て、ファイターズの方が圧倒的に有利、とは思わないけれども、何か最後の、溢れ出るエネルギーの発揮という点で、それを噴出し続けているファイターズの方が、抑えに抑えて力を溜めているような感じのドラゴンズよりも、最後には力を出し切れるんじゃないかという気がするんだよな。
いずれにしても一週間後には決着がついている(はずだ)。高田GMが辞めたり、ヒルマン監督が渡米したりといつも割りとみんな勝手に動いている日本ハムだが、試合になったら強いのは、いろいろな意味で力を出し切ってるからなんだと思う。ダルビッシュの婚約会見とかにしても、球団によったらかなり顰蹙を買いかねないケースである可能性もあった。そういう他球団ならいろいろいわれそうな、エネルギーが途切れそうなところで途切れないおおらかな強さが今年の日本ハムにはある。
私は巨人戦の地上は中継がほとんどなくなった今年は全然セリーグの野球を見てないからよくわからないが、巨人・阪神・中日といった老舗の球団は、姑小姑、大旦那若旦那ご隠居さん、近所の一言居士まで流れをせき止めてくれる人材には事欠かない感じがする。パリーグでもオリックスとか西武とかはどうもそういう感じがするところがある。ソフトバンクは微妙だが。しかし東日本の三球団、日ハム楽天ロッテは基本的にみんな明るい。日ハムロッテはアメリカ人監督というのがやっぱりある程度は大きいと思うが、そういう意味で偉大なのは野村さんだ。あの年になってそういうことに対応できているのだから。山崎の二冠王だって、今年の楽天の雰囲気がなければ無理だったと思う。中日の選手がみんな楽天の選手だったら、と想像してしまう。
人生根もなく蔕もない
道にさまよう塵あくた
時の流れに身をまかすだけ
しょせんこの身は常ならず
同じこの世に生まれりゃ兄弟
えにしは親より深いのだ
楽しいときには歓んで
友達集めて飲もうじゃないか
若いときは二度とは来ない
朝が一日二度ないように
生きてるうちが花ではないか
歳月人を待たないぜ
と川島雄三も言っている。(もともとはもちろん陶淵明だが)楽しいときには歓んで、朝が一日二度ないように、生きてるうちが花ではないか。クライマックスシリーズに勝ったときくらい、胴上げしたほうがいいと思う。「光のあるうち、光の中を歩め」、とゲーテも言っている。
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