今の不満も歴史の一コマ／はじめての海外／料理と皿

昨日。昨日はほとんどずっとこのブログの設定をああでもないこうでもないとやっているうちに過ぎた。MovableTypeはほかのブログでは使っていたことはあったけど、これだけ大量の過去ログを入れて使うのは初めてなので戸惑うこともあった。

とにかくまず、再構築に時間がかかるということが最初はかなり驚いたのだが、時間を短縮しようと思って検索してみると、「再構築に半日かかる」などという記述が出てきてもっと驚いた。その人はエントリ数が2000に思いモジュールを二つ入れている、ということだったのだけど、私の場合は800くらいだと思う。「すべて再構築」のタイムを計ってみたらほぼ10分だった。半日に比べれば比べ物にならないほど速いのだということがわかり、まあ今のところはこれで我慢するしかないということらしい、と納得した。

まあしかし、今から10年前のウェブ事情を考えてみればダイアルアップが当たり前で、大きいファイルをダウンロードするときは電話料金の安い夜間に、なんてことを考えてやっていたものだった。一太郎のバージョンアップを入手するのに電話を4時間つなぎっぱなしだったことがあった。その頃から考えれば天地の違いがあり、おそらく今は豪く時間がかかるなあと思っていてもそのうちどんどん短縮されるんだろうと思う。そういう意味で言えば今の状態もまた歴史の一こまなんだなと思ったのだった。

夕方買い物に出かけたがほぼずっと頭の中はそのことが回っていた。西友で買い物をしながらふっと我に帰り、「あっち側」に行っていたな、と思う。日常とは違うサイクルで動いていた。行きっぱなしというわけには行かないし体力的には疲れるが、そういう状態というのは悪くないなと久しぶりに思う。

夕方友人から電話がかかってきて、ニューヨークに出かけた彼女の娘のことを少し話す。出発まではどたばただったらしいが、私が初めてヨーロッパにいったときのことを思い出した。若い頃の外国っていうのはいいよな、と思う。ヨーロッパももう20年以上離れている。

夜はもう睡魔に襲われて11時に就寝。なんとか岡田庄司『MovableTypeで今日から始めるカスタムブログ』は読了。大枠は分かったので結局はスタイルシートとタグの理解だな、と思う。プログラムの領域に踏み込むのはまだまだ。広告の表示が英語で出るのがどうも直せない。

Movable Typeで今日から始めるカスタムブログ―3.3完全対応 秀和システム このアイテムの詳細を見る

朝起きてからXoopsで作っているサイトをいじり始めたが、もうだいぶ感覚を忘れていてひとつの簡単なことを実現するのに豪く時間を食う。XOOPSもレディーメードの部分が多いから逆にどこから自分なりに手をつけて改変したらいいのかわかりにくいところがあるが、htmlや変数タグにも少しずつ介入できるようになって来た。そういうことは結局ガイドブックだけでも出来ないし、ウェブの情報だけでも難しい。そして結局は自分のセンスと要求がすべての根源だ。出来ることと出来ないことを見極めるのも大事だが、出来そうにないことを何とか実現しようとする根源的な欲望というか要求というか欲求というか、そういうエネルギーがなければいいものは出来ない。エネルギーは出し続けないと続きもでてこないし、だからこそ面白いんだろうと思う。

Xoopsで作っているサイトも、モジュールなど技術的なことをあまり考えすぎてもだめだな、と思う。根源的に、もっと作りたいコンテンツをどんどん作って、それを表現するためにはどんな仕掛けが必要なのか、というふうに考えないと。よい料理人ならば、皿を見てそれに合う料理を作るということもできるだろうけど、素人は料理に合わせて皿を選ぶべきだなと思う。