ターバン野口/花粉症に利く泡盛/どろろ/リーダーの条件/第一印象を与えるチャンス

Posted at 07/02/19

昨日。午前中は東京マラソンで都心が封鎖されているということで出かける予定はなかったのだが、冷たい雨が降っていたしマラソンがなくても多分遠出はしなかっただろう。午後はだんだん晴れてきたが、いろいろ作業をしたりしているうちに疲れてしまったり。今思い出すとこれをやったと断言できることがあまりないのだが、ウェブ関係の作業というのはどうもそういうことが多い。はっきり分からないイメージを追っているときというのは時間が羽根が生えたように飛んでいく。

その合間に何だかいろいろ変なものを見つけてしまう。ターバン野口というのは笑った。Wikipediaにまで進出している。(こちら)ちなみにメイキングビデオもある。(YouTubeで動画スタート)お金で遊ぶというのは不謹慎なのだが、コンビニのレジでこれを受け取る方はイヤだろうなあ。それとも笑うんだろうか。

花粉症について調べていたら、何だかよくわからないが『泡盛』が症状を抑える働きがあるのだそうな。これは『あるある大辞典』のネタではなく、呉羽化学の研究所が効能を検証して実用新案に登録を申請しているのだとか。過去には却下されたようだが。しかし石垣島の泡盛『請福ファンシー』はそのおかげで生産が追いつかないほどの売れ行きなのだという。

私の知り合いに手塚治虫の『どろろ』についての本を書いた人がいるのだが、最近映画化されてそれについて少し調べていたら「ナビゲートDVD」というものが発売されていることを知った。映画を楽しむための、ということらしいが、商売としては面白いと思うけど「製作費20億円をかけ、ニュージーランドロケを中心にした撮影の舞台裏、収録風景、スタッフ&キャストのインタビューを収録。」で2500円、てどうなんだろう。

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『どろろ』は私が最初に見たのはアニメだったと思う。当時はテレビマンガと呼んでいた。そういえばアニメという言い方自体が少し変な方向に通ぶった言い方で最初はあまり好きじゃなかったな。今思えばその「少し変な方向に通ぶる」ということが「おたく」の原初的な存在様式だったんだと思う。通が昂じて奇人になる人は日本には昔から多いが、これだけ「おたく」という「奇人」の存在形態が大量かつ組織的に(?)生産されたのは日本史上類を見ない現象であろうと思う。いや、世界史的に見ても刮目すべき現象であるに違いない。話をそんな大げさにする必要はないか。

イヤ、まあそのテレビマンガで、当然白黒で見たのだが今Wikipedia(そういえばこちらによるとWikipediaは寄付が足りず資金難に陥っているらしい。お金のある人は寄付してあげてください。)で調べてみるとちょうど私が小学校に入学した年の4月から9月までやっていたのだ。『どろろ』に祝福された学校生活のスタート。ううむ。

話が変な方向に羽根が生えて飛んでいってしまったが、まあそういう感じで昨日の午後から夜が過ぎた。これでは確かに何をやったか明確な記憶がなくても仕方がない。

キヨサキ『金持ち父さんの投資ガイド上級編』現在140ページまで。ビジネスのリーダーの話。リーダーの役割は「夢を追う人」「チアリーダー」「現場監督」の三つだ、という話は何だか可笑しかったが非常に納得できる。私もいろいろな現場を経験して来ているという事もあるが、「現場監督」ならまあ自信がある。もちろん現場と仕事の内容を理解していなければだめだけど、だいたいつかめたらすぐその場を仕切るくらいのことは出来ないことはない。やり始めると年上でも敵対者でもかまわず使い始めるので後で軋轢が生じることもままあるが、何というか現場を動かす快感というかそういうものにはごたごたした人間関係など吹っ飛ばすような気持ちのよさがある。芝居をやっているときも演出とかよりも舞台監督のほうが楽しい感じがした。演出って頭ひねらなければいけないしセンスもいるし…って何のためにアートに携わってたんだか。

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「チアリーダー」って言うのはやや苦手だが、まあこれも義務だと思えば出来なくはないかな。橋本元首相がペルー人質事件のときに外務省のオペレーションルームに大量のアンパンを差し入れたという話があったが、戦後でもあるまいしもう少し考えたらどうかと思うけど、ひねくれた外務官僚相手にリーダーシップを振るうにはもうちょっと工夫が必要だっただろうなあと思う。まあとにかく「励まし」ってことだね。先生商売をやっていると、最終的にはこの「励まし」が最後の仕事みたいになってくることがある。「励まし」って結構微妙な仕事なので、しくじったなあと思うことも結構多くて、でもまあ前向きだから楽しいことは楽しい。

「夢を追う」っていうのが案外私には一番難しい気がする。身近な目標は設定できるのだが、破天荒なドリームは設定しにくいのは、私自身が案外現実的で醒めた冷静なところがあるせいで、「夢」に感動したり感激したりする力が足りないからなんだと思う。しかし本当の意味でのリーダーにはこういう人を動かす力が必要なんで、そういうものを身につけることが可能なのかどうかはよくわからない。自分の方向性を見出せないとか、いわゆる自分探しとかいうものがうまく行かない人は、結局現実的に自分を見過ぎるからだと思う。だからといって現実を見る目を遮断したっていいことはないわけで、現実も夢も両方見る力が必要なのだと思う。

「こうなったら面白いよね」ということはたくさんあるのだけど、それは「面白いよね」で終わってしまうことが多い。つまり、「面白いよね」ということを「実現する力」を今まで磨いてこなかったということなんだなと思う。自分のできることばかりを伸ばしてきたから、できないこと、今は存在しないことを実現するというそういう力を伸ばしたりなかった。何だかそういうことのしっぺ返しを今受けてるんだなあと思ったりする。

もうひとつその通りだなあと思ったのは、ビジネスにおいて第一印象が重要だという話。外見は関係ない、という人に対し、キヨサキは「外見が頭取らしい」という理由で銀行の頭取になった人の話をするという。「第一印象を与えるチャンスは一回しかない」というのは印象深い言葉だ。印象の動静の違いはあるが、「一期一会」と通じるものがある。

今朝はなるべくよくわからない世界に踏み込まないように慎重にいろいろやっているが、世界の動きは速いので、油断しないようにしたい。

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