3358アクセス/はてなブックマーク/アナログ志向と趣味の領域/超楽観論
Posted at 06/12/19 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
一昨日書いた『ウェブ人間論』の書評に著者の梅田氏自身がご自身のブログでコメントしてくださったおかげで、昨日は私のウェブ経験史上最大のアクセス数を獲得した。ページビュー3358、アクセスIPで1434である。gooブログのランキングではなんと52位。今までめったに1000位以内に入らなかったのに。(笑)改めて恐るべしである。
自分の記憶では、以前にジオシティーズで日記を書いていたとき、日韓ワールドカップの審判問題でコリーナ氏のことを書いたらgoogleでほぼトップに載ってしまい、600あまりのアクセスを取ったのが最大だった。今回のアクセス数は桁外れ。ただびっくり、驚いている。
ただ今回、いろいろと、特に梅田氏のブログをだが、読みながら感じたのは、はてなのサービスがじつにいろいろと工夫されていて有機的な連関を持っている、ということだった。私ははてなアンテナとはてなブックマークを使っているが、特にブックマークの方はあまり有効活用しているとはいえない。しかし『ウェブ人間論』にも書いてあったけどエントリをアップしてしばらくするとどんどんブックマークがつく、というのは面白い仕組みだなと思った。読みたい、と思ったエントリをブックマークしていくわけだから、どれだけその内容が読む人の心をとらえたかが直ちに分かる。私も今まで靖国問題とかでブクマから飛んできた人がときどきいてそういう使い方は知ってはいたが、はてなのブログでは自分のブログにそのブクマ数を表示することができるらしい。そういう意味ではてなブログの使用にも相当心が動いたが、今のところこれ以上ブログの数を増やせようもなく、思いとどまってはいる。しかしgooブログの使い勝手がこれ以上悪くなるようだったら、移転を考えてもいいなとは思っている。
昨日もどうも全般的に調子はよくなくて、体調と相談しながらいろいろやっているとなかなか物事がはかどらなくて困っていたのだが、昼前に友人から電話がかかってきて2時間くらい話す。気になっていたことは思ったより状況が良いことが分かり、一安心。その友人は絵描きなのだが、最近パソコンが面白くてプログラミングの本ばかり読んでいるという話をしていた。しかし絵描き友達からはパソコンのパの字でも発しようものなら蛇蝎を見るような目で見られるそうで、まだまだそういう分野はあるということだと思う。
アナログ志向の強い人にとっては最近の状況を悲観的にとらえようとすれば無間地獄のように絶望的に見えてくるだろうから、拒否反応もそれだけ激しくなるのは仕方ないだろうなと思う。しかしだからといって地下鉄の切符を買うときにあの複雑なシステムで途方に暮れたりはしないだろうから、ある意味状況には適応していっているはずだ。私が学生時代には地下鉄でも入谷駅の一駅だけ、自販機でなく係員が硬券を手売りしていて、わざわざそれを買うために出かけていったことがあるが、現在のようにすべて自動改札になるとそういうこともできない。まあ社会のシステムが変わってしまったら抵抗できないという面もあり、そこに関しては自分だけ硬券を使い続けるということは出来ないわけだ。
しかし、古い電化製品が新しい基準に合わないから中古の取引が出来ない、というところまでいくとさすがにどうかという気はする。電化製品というものが「趣味の領域」に入ってきてから一定の期間がたつし、多様な趣味を成り立たせるために社会の基準が変わっていくというのが多分現在の流れなので、こういうのはどこかで折り合いをつけてやっていったほうがいいと思う。そういう趣味の領域から新しいものも生まれ得るわけだし、そういうことを軽視すべきではないと思う。
午後は久しぶりに銀座に出かける。天気があまりよくない。「空がとっても低い 天使が降りてきそうなほど」というユーミンの歌詞を思い出す。体調があまり良くないので教文館でとにかくひたすら本を吟味する。読んでもいいな、と思う本はたくさんあるが、絶対これを読みたい、という本は見つからなかった。ドイツの戦後史を扱ったシリーズが出ていてこれは読んでもいいなと思ったが、絶対に読まなきゃ、というほどでもない。最近表現に費やしている時間が多くて、読む時間を自己規制している感じだ。それはそれで問題ありだなと思う。
結局何もかわずに教文館を出て、松屋の地下で惣菜を探す。南仏の家庭料理、見たいな惣菜を買うがこれだけでは足りないので地元に戻り、西友で食品を探す。その途中、手袋をしようとしてポケットからハンカチを落としたようで、後ろから来た高校生男子に「落ちましたよ」と手渡された。「あ、すみません」といって受け取ったが、こういうことがあるとなんだか気持ちがほのぼのとする。
西友でも結局まず書店に上がり、いろいろ考えた結果SAPIOを買った。今号は案外面白い。長谷川慶太郎の「21世紀はデフレ基調だから日本にしか出来ない製品を作れる日本は非価格的な競争力を持ち、黄金時代を迎えるだろう」という超楽観的な予測を久しぶりに読んで結構盛り上がった。本当にそう行くかどうかはともかく、日本人は悲観主義に偏りがちなのは確かだから、こういうのも時々は読みたい。川勝平太の文化力の話も面白い。明治期の日本が英国を手本に「力による国づくり」に邁進したように、戦後の日本は米国を見て「経済力による国づくり」に邁進し、アメリカを圧倒したと分析する。歴史的な方面から日本の今後を予測するやり方はやはりどうも私は好きなようで、そんなにうまく行くかねと思いつつ読んでいて楽しい。
映画のレビューでは呉美保監督の『酒井家のしあわせ』という映画が取り上げられていて、これは面白そうだと思った。ユースケ・サンタマリアと友近という「夫婦」もこれはいい組み合わせ。映画はなかなか見ないからこれも見るかどうかは分からないけど、雰囲気はとてもよさそう。
はてなブックマークにはそこからそれをブックマークした人のブックマークに跳ぶことが出来(説明になっていない)、その人のコメントが読めたりするのだが、私の記述に対するコメントを読み、その人の日記を読んだりそのほかの記述に対するコメントを読んだりするとこれは結構面白い。むかし日記猿人等で「日記読み日記」というのがはやった時期があったが、あれが自動的に出来ると考えてもいい。日記読み日記というのはとかくトラブルのもとになったが、はてブもきっとどこかでトラブルのもとになってるんだろうなと思う。しかし最近はあんまりそういうアツい話はなくなったね。ウェブ上のエシックスがあまり必要以上に人に関わらないという方向に収斂しはじめているんだろうと思う。以前は学生サークルのりの熱い議論も多かったけど、最近は都会のマンションのように、となりにどんな人が住んでいるかもよく知らない、という感じにネットもなってきている。ネット自体が都会化してきたとでも言うか。
夜になって別の仕事をしたら結構調子が戻ってきた。とにかく寒い時期は体調管理が大変だが、何とか乗り切って行きたいと思う。
とりあえず時間のあるときにフィッツジェラルドと、それから『赤と黒』でも読んでおこうと思う。
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