近況を交換し合う/川上弘美『蛇を踏む』

Posted at 06/10/24

昨日。午後、帰って来てからいろいろやっていたら友人から電話がかかってきてかなり話しこんだ。お互いの近況とかをいろいろ話していると、自分のいる位置や今やっていることが見えてくるところがある。なかなか胸突き八丁の状況ではあるが、頑張れば前に進める状況だということも分かる。そういう確認はときどきは必要だ。

川上弘美『蛇を踏む』を少し読み進める。すらすら読めるという種類の小説ではないが、その世界がだんだんわかってきたのでまあ自分のペースで読んでいるという感じだ。すこしキビが悪いが、蛇と人間とのかかわりというか、変身譚のような話の展開が日常間と不思議な古代感あるいは中世感とミックスしてこの世ならぬ世界が現出している。不思議な感覚を持った人だなと思うが、そういう感覚が作り出す世界というのもこちらも手探りな感じでそのあたりがちょっと面白い。まだ48ページ。

蛇を踏む

文藝春秋

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バロックの森を聞く。弦の響きが気持ちいい。熱いお茶が美味しい寒い朝である。


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