アンジェラ・アキ、『やし酒飲み』、カフカ

Posted at 06/06/24

昨日帰京。特急が遅れ、帰宅したのも少し遅れる。ネットを見ながらいろいろメッセージを書いていたりしたら、電話がかかってきて話す。電話を置いたのが4時過ぎ。寝ていたら8時過ぎに別の人から電話がかかり、また長話。半分正気があの世に行っている。だらだらの土曜日。夏至過ぎて梅雨の晴れ間、暑い。

昨日帰ったら集合郵便受けがまた溢れていた。アンジェラ・アキのインディーズ時代のミニアルバム『One』と、チュツオーラ『やし酒飲み』(晶文社、1998)が届いていた。「わたしは十になった子供の頃から、やし酒飲みだった。…」ではじまるこの小説、引用だけしか読んだことがなかったが、冒頭を読んだだけでウケる。頭がこの世にないときに読んでも十分楽しめない気がするのでもう少ししゃんとしてから読んでみようと思う。

やし酒飲み

晶文社

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アンジェラ・アキの『One』は全曲ピアノの弾き語りで6曲。3回くらい聞いたが、その後で聞いてみるとやはり『Home』はメジャーっぽいな、と思う。でもボズ・スキャッグスのカバーとか、ちょっとお楽しみのナンバーもあり、『Home』がわりとシンプルなメッセージで統一されているのに比べると、『One』はインディーズらしく個性的な曲がある感じで、こちらもいい。「Rain rain rain」が両方に入っていて、思い入れのある曲なんだなとおもう。ノリはかなり違う。

ONE
アンジェラ・アキ
インディペンデントレーベル

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帰りの特急の中でカフカ『変身』は読了。『カフカ短篇集』(岩波文庫、1987)は「掟の門」「判決」「田舎医者」「雑種」と読了し、「流刑地にて」が読みかけ。読めば読むほど、私の好きないろいろな作品がカフカに影響を受けていることがわかってきて、いかに彼が巨大な存在なのかということがどんどん明らかになる。「田舎医者」などつげ義春の「ねじ式」を思い起こさせたし、「雑種」は諸星大二郎の「犬土」という短編を思い出させた。

カフカ短篇集

岩波書店

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ねじ式

小学館

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諸怪志異 (1) 異界録 アクションコミックス

双葉社

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「変身」は最初、グレゴールに感情移入をして読んでいたらずいぶん大変で困ったのだが、途中から三人称で突き放して読むようになり、そうやって読んでみると結構滑稽な話なのだということがわかってきた。三人の下宿人など、唐十郎「あれからのジョン・シルバー」に出てくる福助三人組を思い出さされた。演劇にもずいぶん影響を与えているよなと思う。介護問題とか引きこもり問題とか、現代的な問題性をもって読み替えることも出来、グレゴールの両親と妹が彼の死後晴れ晴れした気持ちで郊外にピクニックに行くところなど、ブラックといえばブラックだがあまりにもリアリティがある。このあたり『朗読者』のハナとのデートを思い出させる。ドイツ人はピクニックが好きだ。そういえばゲルニカ『改造への躍動』の中に「夢の山岳地帯」という曲があった。

変身―カフカ・コレクション

白水社

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改造への躍動(紙ジャケット仕様)
ゲルニカ, 太田螢一, 上野耕路, 高橋修
Sony Music Direct

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やはり頭が半分あっちに言っているので連想がゲーム的にどんどん出てくる。全部知っている人はいるのかな。


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