夜に苦しむ/さいとう・たかをの急病

Posted at 06/01/14

昨日はいつもの金曜日なら最終の特急で上京するところ、調子を崩して土曜の朝に上京することにした。腰の調子が悪く、仕事をしている最中に辛くなって駅に特急の予約を変更に行く破目になった。操法の際に言われた「減食を続けなさい」という指示をなんとなく破って食べ過ぎてしまったせいだろうと思う。夕食を食べずに暖かくしてさっさと寝る。しかしなかなか寝付かれず、変なイメージや体の中に奇妙な動きを感じてしばらく苦しむが、自然に寝ていた。3時ころ目が覚めて当たりの物音が聞こえてくると雨が降っている。こんな季節に、と思う。トイレに行ってもう一度寝た。今度はすんなりと眠りに入れ、目が覚めたら7時を回っていた。左眼が痛くて困ったが、これはこのところ続いている。起きるとおさまるのである。

起きだすと確かに暖かく、外を見ると雨の日の風景で、前の家の屋根が濡れている。ずいぶん急に暖かくなったようだ。体は昨日に比べるとだいぶ楽になっている。腹の調子はどうかとコーヒーを入れて飲んでみるが、だいぶましのようだ。

昨日は午前中に銀行に行ったり駅前の百貨店に出かけて珈琲を挽いてもらったりして帰りに『コミック乱ツインズ』の新しい号を買って帰ってきた。『ツインズ』の巻頭カラーはさいとう・たかをの『仕掛人藤枝梅安』に決まっているのだが、今号は『忠臣蔵』。それも殿中松の廊下である。梅安は3番目に出てきたがなんだか様子がおかしい。明らかにカラーに着色されたものを白黒で印刷しているのである。しかもいつもの半分以下の長さであれと思ったら、欄外に「作者急病のため…」と書いてある。さいとう・たかをに何かあったのだろうか。ゴルゴ13を始め多くのスケールの大きな劇画を書いている人だけに心配である。

ある日記を読んでいて思ったが、昨年末のゴルゴ13は中国の空母の話だった。ロシアから買った老朽の戦艦を改造して空母にするという非常にありそうな設定だったが、現実にも空母の建設・改造はずいぶん進んでいるらしい。現在空母を複数持っている国はアメリカの12、イギリスの3だけだそうで、さすがはかつてと現在の世界帝国である。ロシアですら一つ、中国や日本はゼロなのだが、日本はもちろん戦前は4つ(だったかな)持っていた。ミッドウェー海戦で全滅したと記憶している。西太平洋で中国が空母を持ったら明らかに軍事バランスが崩れるだろう。アメリカ頼みの防衛体制を少しは改めるとしたら、日本も考えるべき部分があるのではないかという気がする。さいとう・たかをの急病とこの話が関係があるとは思えないが、領事館員自殺の問題もあり、何が起こるかわからないのが国際政治の舞台ではある。

そろそろ出かける時間。

***

田舎でアップしてから出かける予定だったが、ダイヤルアップの調子が悪く、東京に戻ってからアップした。

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by Luke Peterson

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