9.村上春樹インタビュー「みみずくは黄昏に飛びたつ」や「One Piece」85巻の感想など。(05/03 16:50)


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吾峠呼世晴
集英社
2017-05-02


吾峠呼世晴「鬼滅の刃」6巻(44話?52話)。大正時代を舞台にした鬼とそれを滅ぼそうとする鬼滅隊の戦い。鬼に家族を殺され、妹の禰豆子を鬼にされてしまった少年・竃門炭治郎が鬼滅隊に入り、鬼の総元締である鬼舞辻無惨を倒すために与えられた任務を遂行しながら鬼舞辻に迫って行く。私はこの妹の禰豆子のキャラクターが好きだ。大正ロマンと昭和初期に流行ったような絵柄、それに現代的な漫画とをミックスしたような絵柄で、独特の世界を描き出している。いまのジャンプの作品の中では一番マニアックかもしれない。最初はいつまで続くか危ぶんでいたが、ある程度のところまでは続くのではないかという気がする。鬼や鬼滅隊の面々の個性がそれぞれ魅力的だ。

以下は単行本で買ったもの。

尾田 栄一郎
集英社
2017-05-02

 
「One Piece」85巻(849話?858話)。この21世紀初頭を代表する大長編漫画は、しばらく前から「新世界」と呼ばれる領域を支配する四皇の一人・ビッグマムの本拠地ホールケーキアイランドで話が展開している。「ホールケーキアイランド」編の重要人物は女性が多い。ビッグマムと北の海の海賊集団・ヴィンスモークとの政略結婚により、主人公ルフィの「麦わらの一味」のコック・サンジ(実はヴィンスモーク家の3男)が一味から連れ去られ、それを取り戻しにルフィたちがホールケーキアイランドに乗り込むのだが、ひょんなことからルフィの命を救ったサンジの姉のレイジュ、サンジの結婚相手であるビッグマムの娘・プリンなど、重要な登場人物がみな魅力的だ。そして表紙にも描かれているがうさぎのミンク族のキャロットもいい味を出している。あ、だいたい強力な的であるビッグマム自身が女性だった。忘れがちだが。


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