9.村上春樹インタビュー「みみずくは黄昏に飛びたつ」や「One Piece」85巻の感想など。(05/03 16:50)


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5月1日アゴタ・クリストフ「文盲」(白水uブックス、2014)丸の内丸善。これは前の日に銀座の書店(だったかな)で少し読んで結局買わなかったのだが、彼女の「昨日」という自伝的な作品を読んでとても面白かった記憶があって、(「悪童日記」は最後まで読めてない)買うことにした。まだ途中なのだが、ソ連侵入前のハンガリーの寄宿学校の様子とか、興味深い。本好きの子どもが亡命することで母語を失い、新しい国では「文盲」になってしまう。その痛烈さが、まだそこまで行ってないのだけど、反響している感じがする。

5月2日。ジャンプコミックスの発売日が連休の間に入っているというのは、連休進行でジャンプが一週抜けになることを考えると偶然かもしれないが上手い戦略だなと思った。
今回はKindleで3冊、紙の単行本で2冊買った。まずKindle版で読んだもの。

附田祐斗
集英社
2017-05-02


附田祐斗・佐伯俊「食戟のソーマ」24巻(200話?208話)。あらすじを紹介するのも何なので感想だけ。主人公の幸平創真たちが通う遠月学園(料理が全ての学校)がライバルにしてヒロインの薙切えりなの父・薊に乗っ取られ、創真の友人たちも退学になってしまう。それを覆すために創真たちが立ち上がると彼の父・才波城一郎や追放されたえりなの祖父・仙左衛門たちが助力に立ち上がり、薊たちと遠月のトップに立つ十傑たちに「連隊食戟」を挑む。その一回戦で創真は十傑6席の紀伊国寧々と対戦するが、彼女の得意とする蕎麦での対決になってしまう・・・ってあらすじそのものだな。少年マンガの感想ってなかなか難しいのだけど、私はこの巻では204話でえりなが薊に対し十傑の任を返上し、「ただの薙切えりな」として戦う、と啖呵を切る場面が一番好きだ。

田畠裕基
集英社
2017-05-02


田畠裕基「ブラッククローバー」11巻(91話?100話)。そうかブラクロ、もう11巻100話なのか。中世的な魔力が全ての世界で、魔力のない少年アスタが魔法騎士団に入り、活躍するという話。この巻では反魔法の剣を操るアスタが剣の魔力に目覚め、それを制御出来るようになる。これは誰かが何かで書いていたが、中学生が考えたようなストーリーですごく上手い絵でそれが展開して行く、というのは言いたいことはわかる感じ。ただこの作品、この作者が持ってる全てが反映しているかと言えばそうでもない気がする。このノリをもっと見ていたい気もするし、次回作を読んでみたい気もする。

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