3.「僕のヒーローアカデミア」アニメ(発目明がいい!)とか押切蓮介「狭い世界のアイデンティー」とか。(04/24 14:49)


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<画像:狭い世界のアイデンティティー(1) (モーニングコミックス)>
狭い世界のアイデンティティー(1) (モーニングコミックス) [Kindle版]
押切蓮介
講談社
2017-04-21



押切蓮介「狭い世界のアイデンティティー」1巻。読了。一言で言って面白かった。作者はただ者ではない、という感じ。「ハイスコア・ガール」で2013年「このマンガがすごい!オトコ編」2位を獲得したものの、著作権問題で自主回収になるなどミソをつけたが、現在ではビッグガンガンで連載を再開している。私はビッグガンガンで少し読んだだけなのだけど、ただならぬ雰囲気を持った作品だとは思っていた。その鬼才ぶりが、この「マンガ家マンガ」にはストレートに現れている。

マンガ家マンガはいろいろあるが、この作品が一番意識したのはジャンプに連載された「バクマン。」ではないかと思った。「バクマン。」のネガフィルムのような作品だという気がする。「バクマン。」は面白かったけどちょっと編集者・出版社サイドに立った綺麗事過ぎる部分があって、一部にはかなり反発もあるようだが、その不満みたいなものがこの作品を読むと吹っ飛ぶ感じがある。

この作品もマンガ家を目指す少女(兄を出版社に殺されているという設定自体が最初っから飛ばしてる)が「腐り切った」マンガ業界で「暴の力」も駆使しつつの仕上がって行く、というストーリー。ウェブマンガ家と紙マンガ家の対立とか、現代ならではのネタも織り込みつつ、極悪非道の出版社に、いかに自分の作品を読ませ掲載させて行くか、とぐいぐい迫る感じは、面白くなければ嘘だ、という感じである。これも先が楽しみ。

という感じでいろいろ読んだ。


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