「スティグマ」は殺人の冤罪で長期間服役していた元ヤクザの男と「化生」の女の純愛譚というある意味昭和っぽい話なのだが、二人ともある意味不器用でみっともなく、いろいろなことがうまくいかない様子がなんとも言えない。
「フットボールネーション」はスペリオールで読むようになって、特に17巻に収録されている内転筋の話などに興味を持っていたので16と17だけ単行本を持っていたのだが、1巻を読んでみようと思って買った。これはサッカーにおける身体の使い方の話だと思っていたのだが、むしろ1巻を読んで身体理論そのものが中心だなと思った。そういう意味で、サッカーとはある意味関係なく読めるなと思ったので2巻以降も読んでみようと思っている。また、16?7巻で出てきた登場人物がよく分かってなかったのでいまいち入れないところがあったが、ちゃんと最初から読むとそれぞれのキャラクターの位置付けがよくわかり、ストーリーとしても楽しめそうだなと思った。