5.肥谷圭介・鈴木大介「ギャングース」ともんでんあきこ「エロスの種子」(04/22 09:13)


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だんだんブログを更新するペースが戻って来たかな。気持ちが文章を書くほうにも向いて来たというか。やはり何か書いていたほうが自分の中に変に溜まるものが少なくて済むなと思う。まだ読んで面白いものになっているかどうかは何とも言えないが。

昨日は午前中、銀行に行ったあとユニクロと平安堂書店に行こうと思っていたのだけど、銀行の仕事が思ったより手間取ってユニクロにしか行けなかった。一冬ずっと着ていたカーディガン・セーターのたぐいが皆どこかしら穴が開いて来ていて、もうそういう季節ではないのだけど買っておかないとと思い買いに行ったのだが、結局グレーのと紺のとをVネックのを買った。少し季節としては暖か過ぎる感じではあったが、寒い日もあるからそれはまあいいかと思った。

で、結局午後、用事と用事の間に平安堂書店に行って、特に何か買うつもりではなかったのだけど、目についたマンガを二つ買って来た。

肥谷圭介
講談社
2017-04-21



肥谷圭介・鈴木大介「ギャングース」最終16巻(モーニングKC)。親もなく少年院に入れられた子どもたちがどん底で仲間を作り、半グレの不良集団をタタイて世の中を変えようとする、という、日本残酷物語現代版と言うか、という話なのだが、作中に紹介されているオレオレ詐欺の手口やリフォーム詐欺の手口など、実際に行われている犯罪がリアルに語られていて、そういう意味では防犯にも役立つ、みたいな作品。

最終巻ではついに半グレ集団のボス、「六龍天」の安達を叩くことに成功し、100億超のお金を手に入れて高飛びし、主人公は死んでしまうが仲間たちは皆その後成功し、「オレ達みたいな子どもが出ないような」社会を作ることを目指す、というラストになっていて、まあ現実にはなかなかファンタジーなのだけど、まあこういう感じで占めてくれると少しは慰めになる、という感じでもあった。「「子どもの貧困」なんてない」、という、それはそれでかなりのファンタジーがいまでも信じている人がまだまだいることを考えると、そういう人にはぜひ読んでもらいたいと思う作品。私は結局全巻揃えた。実際、この作品は「稼業人」もずいぶん読んでいるらしく、そういう意味でもすごい作品になっている。

真鍋昌平
小学館
2012-09-25



同系統の作品としては「闇金ウシジマくん」があるが、どちらもさすがに重いテーマなので、ギャグタッチでファンタジー的なところもある「ギャングース」のほうが私は好きだ。まあ簡単に言えば、「ギャングース」は少年マンガ寄り、「ウシジマくん」は青年マンガ、ということなんだろう。


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