3350.ショパンをいろいろ聞く/哲学史上の悩みを悩む:意志が先か、概念が先か(08/03 23:38)


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一昨日。疲労困憊して上京。地元の駅の文教堂で本を見て、宮本福助『拝み屋横丁顛末記』の12巻が出ていたので買った。全部ゼロサムで読んだことのあるものだが、読み直して見るとああこんな話もあったなあという感じ。

<画像>拝み屋横丁顛末記 12 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)
宮本 福助
一迅社

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昨日。朝、あることをある人に伝えなければならないということがあり、それが結構こころに引っかかっていてちょっと辛かったのだが、どうもその辛さが結構あとを引いてしまって困った。体調ももともとよくないと言うこともあって、どうもあまり。

ただ日曜日にやらないとやれないことが結構たくさんあって、10時半ころには出かける。雨。面倒なときには面倒が重なる。以前横浜の元町で買った緑の傘を差して出かける。少しでも心が軽くなるように。

図書館に行ってショパンのCDを借りる。5枚まで借りられると言うので5枚借りた。マリア・ジョアン・ピリスのノクターン集とプレリュード集。マウリツィオ・ポリーニのソナタ。外山啓介。バラエティもの。プレリュードは作品28の24の前奏曲がすべて収められていたが、ノクターンは全部ではないと言うことに気がついてしまったと思った。まあ仕方がない。雨が降ってきて、傘を差して街を歩く。銀座に出て交通会館まで歩き、ブルックスブラザーズのカード会員のセールへ。結構客はいたが、あまり目玉と思うものは無かった。でも一つベストが2000円弱のがあり、あと腕時計のデザインが気に入って、二つで7000円使った。それからヨドバシカメラに行って音楽用のCD-Rを5枚買う。食事をしようと思い、銀座三越の地下街で食べ物を見ていたら携帯に着信あり。かけてみたら、友人が新型インフルエンザで外に出られないという。ひとしきりそんな話をして、表に出た。

とりあえず日本橋に出て高島屋の地下でイベリコ豚とほうれん草のカレー。丸善に行ってモーニングページ用の原稿用紙ノートを買い、店内を物色。結局、ショーペンハウエルの伝記を買った。ニーチェを読んでいると、やはりショーペンハウエルも少しは知ったほうがいいと思い。

<画像>ショーペンハウアー (Century Books―人と思想)
遠山 義孝
清水書院

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雨の中傘を差していろいろなものをもったまま歩いて返ってきたが、なんだか疲れてしまい、夜は『天地人』は見たがほかのことはほとんどせずに寝た。

古橋広之進逝去のニュース。戦後を象徴する人たちが次々に退場していく。時代は否応なく変わっていく。人の死と生が、時代を変えていく最大の原動力なんだなと思う。

朝は5時ごろ目が覚めて、モーニングページは書いたがブログまではなかなか書く気にならず、テレビばかり見ていた。10時ごろ友人から電話がかかってきて話していたが、昼前に横浜で会うことになり、出かける。車内でショーペンハウエルの伝記を読んでいたが、これが面白い。ショーペンハウエルという人はほとんど知らなかったのだけど、ヘーゲルと同時代でヘーゲルが概念の哲学者だとしたら彼は意志の哲学者、という対立があり、カント哲学を源流とする二つの流れの一つをになう重要な人物なのだということを知る。今までニーチェやキルケゴール、あるいは現象学などがどうやって出てきたのか全然わからなかったのだが、ショーペンハウエルの存在を知るとその流れが格段によく見えてくる。倫理の教科書でもちゃんと扱ってくれたらよかったのになあと思う。


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