しかしそういう存在があってもなくても、一度人生に踏み出した以上、努力によって自分を磨き、人生を磨き上げていくしかない。具体的には、私の場合は文章を磨き上げていくことなのだと思う。短い時間でも集中して、血も肉もある生きた文章を書く。今のところ、それ以外に現状を打破し、人生のステージを転換させていく手段は思いつかない。
『四十八歳の抵抗』という小説・映画があったが、47歳という年齢をはじめるにあたって、決意のようなものを言うとすれば、こういうことになる、と思った。