21.「ふつうの軽音部」が楽しみだ/「忘却バッテリー」細かい捕手の技術を題材にストーリーを盛り上げる手腕/「生成AI」再論/「もっとみんな政治に関心を持てばいいのに」という言葉をめぐって(04/07 09:13)


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4月7日(日)晴れ

昨日は午前中クリーニングを出しに行ったりいろいろ。夜は帰ってから夕食を食べてから少し作業場を片付け、横になっていたらうたた寝してしまったら0時を回っていたので「ふつうの軽音部」17話の更新を読んでから寝た。

https://shonenjumpplus.com/episode/17106371852949405116

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待望の単行本1巻が発売された「ふつうの軽音部」はジャンプルーキーでの連載にはなかった新しい展開が入ってきていて興味深かったのだが、そのほかは概ね同じだったのだけど、藤井彩目の太った小学生時代の描写がすごく良くてキャラ造形いいなあと改めて思った。それから出内テツオさんのこちらのイラストがとてもよく、これは久々にジャンプラ企画のTシャツにしたいデザインだなと思った。色といい表情といい、リキテンシュタインなどのポップアートみがある。完成度が高いと思う。

https://twitter.com/675pixel/status/1776627746749534608

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昨日から「忘却バッテリー」を読み返しているのだが、今週からアニメが始まることもあり、いろいろと露出が多くなっている印象だ。基本は2週に1度の連載なのだが、しばらくは毎週更新があるということでそれも楽しみにしている。

https://shonenjumpplus.com/episode/17106371852949391040

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今週の更新(146話)ではエース清峰が強豪校・帝徳の四番・国都に満塁ホームランを打たれた後、交代した瀧がライトフライに抑えたのにライトの清峰が落球してランナー三塁というピンチを迎え、強打者の久我がまさかのスクイズをしようとした時、あらかじめの打ち合わせ通りに瀧がショートバウンドを投げてバントをさせず、圭(アホの方)がそれを見事に処理してランナーを刺してピンチを逃れる、という展開になっていた。

普通ならば投球のワンバウンド、特にショートバウンドはキャッチャーにとって鬼門で、後逸してランナーが進塁、あるいはホームインする場面がよくあるわけだけど、今までも圭が優れたキャッチャーであるという描写はいろいろあったけれども、今回のワンバン処理は非常に秀逸だったと思う。

圭の独白で「心配するな瀧。俺の中でこのベース付近からのワンバウンド捕球は成功率100%だわ」というのだが、これはマンガとはいえすごいキャッチャーだなと思わせる。それだけワンバウンド後逸という場面を現実の野球を含めてよく見てきているからだが、確かにこれが100%処理できるキャッチャーがいたら、それだけですごいことだと思った。

実は同じような場面が16巻118話にあり、スライダーのショートバウンドを取った圭(知将の方)が打者の後ろからファーストに送球してアウトにする場面がある。これはアホの圭が脳疲労で眠ってしまったために副人格の知将が出てきて行ったプレーなわけだが、それと同じことを主人格の圭がやったということですごく成長を感じさせる、という複雑な構造になっているわけである。

野球というゲームの奥の深さというのは本当にいろいろあるのだけど、「ショートバウンドの処理の絶対的自信」という普通はまず取り上げられないような要素がこれだけストーリーを盛り上がるのだというのは本当に舌を巻いた感じがある。野球漫画はまだまだ面白くなるのだなと思った。

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昨日は生成AIの問題について今思っていることを書いたらほとんど反応がなく、今朝見たらようやく「いいね」を一ついただいていたが、つまりは生成AIについての私の現時点での見解を「いいね」ボタンを押してまで支持したいと思う人はほとんどいなかったということなのだなと思う。私は概ねこの問題については森川ジョージさんと同じ見解かなという気がするのだけど、これは生成AI絶対反対で固まってきているイラストレーターさん達からも、生成AIの進歩こそが重要で何を微温的なことを言ってるんだという推進派の人からも支持されにくい意見なんだろうなとは思った。

https://twitter.com/WANPOWANWAN/status/1776484648924942513


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