塩野七生が叩かれる理由(04/04 20:48)へのコメント

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それなら人々にもっと読まれるようなものを、少なくとも読めば彼らの主張が多くの人に伝わるようなことを書けばいいと思うのですが、自分の研究を優先してそういうものを書くわけでもない。それでいて彼女をボイコットしようとする。その姿勢はやはり首を傾げたくなります。大学という、アカデミズムという安住の地があって、その中でのコップの中の議論に満足している人たちにとって、塩野の存在は黒船来襲のようなもので、いかんともしがたい反発が渦巻いている。彼らのアイデンティティが否定されるようなものですから、まあ仕方ないかなという点もありますが、もっと前向きに頑張って欲しいものだと思います。
by 深山あかね(08/16 19:42)

 丁寧なご返答をいただきありがとうございました。
古田武彦や、南方熊楠の昭和天皇へのご進講のいきさつなどを読んだときにもいろいろ感じたことは、こういうことだったのかと、あらためて理解できました。
 また、大学では教授が、自分とは違った説を唱える人を助教授に推薦するだろうかと、30歳で夫に近所の大学にに行かせてもらった二人の子持ちのおばさん学生だった私は思ったこともありました。
by kous37(08/16 23:39)

アカデミズムの世界はいろいろと面倒なことが多いです。単純に真実の追求だけなら話はシンプルでいいんですけどね。

東大の文学部などでは、助教授と教授は年齢によって決まるようになっています。昔ながらの教授と助教授の関係は、変わってきている面もあると思います。
by 吉田統一(08/26 17:02)

GOOGLEで「塩野七生」を検索してきました。私は中小企業の経営本として塩野さん著書を利用しています。企業運営はビジネスモデルやら何やら必要な要素はありますが、結局は「人」をどうマネージメントするかにかかっていると思います。適格な目標設定やモチベーションを高めることや仕事に対しての当事者意識を高めることなどなど。その視点からいうと、塩野さんから見た歴史を「人」を中心にとらえていく、更にその中から人間ってこういう特性があるというところをあぶりだしています。塩野さんの書くカエサルやアウグストゥスに現在の自分を重ねあわせ彼らならどのような経営決断をするのだろうかなどを考えていると、長期的スパンで、またマクロ的視点で自社を見つめていく事ができます。もともとマキャヴェッリの本を同様の読み方をしていたので、塩野さんの本はすんなり入れて大きく役立ちました。貴殿のブログを読んで、いろいろな考えを持った人がいるなぁと感心しました。ありがとうございます。
by kous37(08/26 18:39)

コメントありがとうございます。自分がカエサルだったらどうするか、なんていう問題意識は、壮大でいいですね。

経営等でそれを応用しようと思ったことはありませんが、そう言うのに使える面もあるんでしょうね。読みかたも多様なんだなと感じ入りました。
by 遠藤 豊(01/10 23:30)

塩野七生さんを検索してみたら、えっ、と思って覗いてみました。塩野さんが叩かれているなんて知りませんでした。というよりも、批評するほどの価値がある方だとは思ってもいませんでした(失礼!)
それよりも気になるのは、もしも、塩野さんがよく読まれているとしたら、その理由が気になります。
ギボンの時代のイギリス人のように、爛熟した自分たちの社会が、世界の中で置かれている状況から目をそらすためでなければよいのですが。
塩野さんは歴史家ではないので、史料の貧困や読みの浅薄さを批判されるいわれはないと思うのですが、文学的にも、その想像力と視野の狭さが気になります。
せっかくフェニキア人まで視野を広げられたのですから、地中海文明がどれほどレパント地域、ペルシア文明に裨益されたかをご存じないとは思えないのですが。
「ローマの道」などという言い古された言葉は、西アジアや欧州の方なら今はあまり口にされないでしょうが、「王の道」の小規模な模倣にすぎないことは、塩野さんならご存知でしょうに。
イタリアではまともに取り上げられないので、日本語で紹介されたのでしょうか。それともイタリアの歴史が本当に日本人に必要なこととお考えなのでしょうか。それならば、クローチェのような本当にすぐれた方の業績を紹介すれが事足りると思われるのですが。
by kous37(01/15 16:28)

コメントの公開が遅れて失礼しました。

塩野七生は評価できない、というご意見はよくわかりましたが、この場でそれに関する議論をするつもりはありませんので、どうぞご自分の印刷物やサイト等でご高説を展開していただけたらと思います。

よろしくおねがいします。
by Venus(06/05 19:43)

塩野さんの本を読み始めた友人から、お勧めを聞かれて検索して来ました。
上からコメントを読んで、

)叩かれているなんて知りませんでした。
以降叩き。
笑いました。なぜここに書く、出版社経由で塩野さん宛に送らぬw

高校生の頃の愛読書でした。当時40代の塩野さんもいまやご高齢。
今も昔も、あまたいる歴史小説作家の一人という意識しかありませんが

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